奈良散策 第183弾
8月15日午後の散歩です。毎日毎日雨ばかりでもう3日も散歩に行っていませんでした。この日の午後、雨が止んだのでちょっとだけ佐保川土手を歩いてみました。あれほどうるさかったクマゼミの声が聞こえず、ツクツクボウシとアブラゼミの声だけが聞こえます。しばらく出ないうちにすっかり寂しくなっていました。
佐保川に着くまでに、まずはハクセキレイを見つけました。たぶん、幼鳥ですね。コオロギでも捕まえたようです。
これはオオニシキソウ。
それからクサネム。
空を見上げると、こんな青空が見えていました。
佐保川土手は草刈りがすんですっかり綺麗になっていました。お陰で虫も花も全く見当たりません。それで、しばらく歩いてから土手を降りて田んぼの間の道を歩いてみました。こんなイネ科の植物が生えていました。これは以前調べたアゼガヤではないかと思います。
ヒマワリが咲いていました。
こちらの田んぼにもジャンボタニシの卵がありました。もうどこにでもあるようです。
近くにはこんな小さな貝がいっぱい。
ノブドウに実ができていました。この実で思い出しました。これはたしか虫えいだったのでは。それで、ちょっと調べてみました。「樹に咲く花 離弁花2」には、「ブドウタマバエやブドウトガリバチの幼虫が寄生して、虫えいをつくることが多い。紫色や碧色などになる。正常な果実は少ない。」と書かれていました。「日本の野生植物Ⅱ」には、「液果は球形で、・・・、帯白色で気孔があり、淡紫色を経て、熟して空色になる。」とのことです。色が変わるのが熟すからか、虫えいだからなのかよく分かりません。ネットではいろいろと調べられている方もおられるのですが、どうも結論がはっきりしません。文献を調べたのですが、まだ、はっきり書かれた論文が見つかりません。どうやら、ノブドウミタマバエ(Asphondylia baca)が虫えいをつくり、ブドウトリバがその虫えいに産卵して、幼虫がその虫えいを食するようです。もう少し調べてみます。
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