奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

馬見丘陵公園 早咲きのヒガンバナ

2023-09-06 21:06:47 | 奈良散策
奈良散策 第913弾


9月3日、馬見丘陵公園で早咲きのヒガンバナが咲いているというので行ってみることにしました。咲いているのは南エリアの三吉2号墳周辺だというので、この日はすぐ隣にある竹取公園に車を止めました。



駐車場の近くでハナシュクシャが咲いていました。





ハナシュクシャはショウガ科Hedychiu属で、花は非常に複雑な形をしています。ネットで調べてみました。下の写真で、右に長く突き出しているのが雄蕊で先端が葯です。その先にちょっと突き出しているのが雌蕊の柱頭になります。大きな花弁は唇弁で、その右にある小さな花弁様のものは仮雄蕊だそうです。雌蕊の子房は花の基部にあります。



その横にあったシチヘンゲオオスカシバが吸蜜に来ていました。











ホバリングしていたので、案外撮りやすかったです。





最近、Googleレンズで調べられるので、プランターに植えられている花も撮ってみました。これはキク科のメランポジウム Melampodiumに似ています。





竹取公園に来たらこの龍を撮ることにしています。



それに「かぐやちゃん」です。



立派な建物ですが、実はトイレです。



これは歩道橋から竹取公園を眺めたところです。山がすぐ近くに見えます。右側が二上山、左側の高い山が大和葛城山だと思います。



竹取公園から歩道橋で馬見丘陵公園に着くと、ものすごく大きな木が見えました。





スズカケノキのようです。「樹に咲く花 離弁花2」に載っている葉の形から、アメリカスズカケノキではないかと思います。





そして、三吉2号墳に行くと、ヒガンバナがぱらぱらと咲いていました。この日は9月3日。普通のヒガンバナが9月中旬から下旬にかけて咲くので、確かに早いですね。









花を拡大して撮ってみました。白花もありました。ネットを見ると、早咲きのヒガンバナには中国原産のコヒガンバナ Licoris radiata var. pumilaがあるそうです。日本で見るヒガンバナは3倍体で不稔なのですが、コヒガンバナは2倍体で種ができるそうです。学名は変種 varとなっていますが、実はこちらが原種だとのことです。馬見の早咲きヒガンバナがコヒガンバナかどうかは分かりませんが、種ができるかどうか見てみたいと思います。





これは下から三吉2号墳を見上げたところです。この後、中央エリアに行ったのですが、それは次回に回します。


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