院内感染

板橋区の帝京大学病院で『アシネトバクター』と言う細菌による
院内感染が起きた。
感染した人はがんなどで入院していた患者さん。
感染により亡くなられた方もいる。
『アシネトバクター』とは土壌や水中にいる細菌の仲間で
乾燥に比較的強く、手の平などに付着して感染するそうだ。
健康な人には殆ど害が無いが、突然変異を起こして抗生剤が
殆ど効かない多剤耐性菌になると、高齢者や重い病気が
ある患者などには致命的な症状を起こすと言う。
病気を治したいから病院に行く。
そして入院して治療をする。
それなのに治すべき場所で本来の病気と違う『菌』により
他界する・・・。
亡くなられた方・ご家族はさぞ無念だろう。
この病院は感染者が出た時点で直ぐに報告・対処をしなかった
そうだ。
命を救う現場で・・・あってはならない事。
入退院を繰り返す私にとって人事ではない。