両親の頑張らない介護 ~日々のつぶやき~

継父令和2年7月他界、実母要介護4在宅で介護中、義父平成30年4月他界、義母要支援1施設入所

紙一重・・・

2014年03月03日 | つぶやき
今日はデイの母。今日ほど行ってもらってよかったと思った日はない。


もし居たら、正気ではいられないと思うから・・・。





「疲れた・・・」 の一言かな・・・。


今朝もやってくれた。ベッド柵を叩く母。


私が気がつく前に、主人が数分前に気がついていた。



主人「気のせいかな・・・さっき、お義母さんの部屋から、コンコンって音が聞こえた。



   でも、ゴンゴン なんだよね?!なら違うか・・・」



この時に母を動かしていたら良かったのかもしれない。


でも今日は月曜日。子供のことに気が取られ、主人も出勤で、大慌ての週はじめの今日。


早めに母の部屋に行くと、ちょうどベッド柵を叩いてる瞬間を見た。



天井を仰ぎながら、能面の顔で、手だけベッド柵を物凄い音で叩く母が居た。




こうやって、自分の声を出さず、



こうやって、何くわぬ顔で、



こうやって、召使のように、



こうやって、自分の物のように、



こうやって、ベッド柵を叩き、



こうやって、私を呼ぶんだ・・・、



こうやって・・・ね。





私の中で何かがキレた・・・、ブチッ って。



気が付くと、母に罵声を浴びせる私がいた。2階から息子が血相変えて降りてきた。


我に返り、いつも通りトイレにいく。でもいつも通りではない。


トイレから出ても、怒りは収まらない私。


母がいつも持っているアイテムがある。精神安定剤なもの。


これを思いっきり取り返す。



「これがなくなるぐらい、私はあの叩く音が嫌なの。


何度も言ってるの!!何回も、何回も!!


止めないから、これは捨てる。この前約束したもんね!!」




母「返してよー!!返して!!もうやらないから!!


返してって言ってるじゃん!!やらないから!!」




って母も負けてはいない。



「早く座って!!忙しいんだから!!」


といいながら、腕を引っ張り、押しこむように椅子に座らせようとするけど、


梃子でも動かない母。




「何回も、何回も、この繰り返しなの!!


お母さんは初めてかもしれないけど、何回もやってるの。


でもやるんだってー。だから、これはもう捨てる。要らないものだから」





って、アイテムを放り投げた。


するとアイテムを追いかけ、探し始めた母。


ひっくり返っても知らない。どうせ明日は病院なんだし・・・って怒っている割には冷静な私。




アイテムを拾い、自分の席に戻ると、何くわぬ顔でテレビを見る母。


その態度にまたキレた私。






また母が忘れることぐらい分かってる。でも私にも耐えられないものがある。


色んな場面でフラッシュバックが繰り返される。


継父がやったものだけではなく、主人の親も関係しているものもある。


そのたびに、動悸、過呼吸がやってくる。


そして、ここ1年ぐらい前から突然狭い所がだめになってきた。


両脇に居られるのだけでも耐えられない時もある。


気が狂いそうになり、動悸もするし、息苦しさも感じる。


そして急いで飛び出して、その場から解放されたい気持ちになる。


今週末は自治会の定例会がある。両隣に座られるとキツイので、


なるべく出入口付近に座り、いつでもその場から出れるようにしておこうと思う。





疲れ、寝不足も関係していると思う。


今年に入り、自分自身も忙しい。来月から本格的にし始動する自治会の役員に中学校のPTA。


来月は4月に入り、学校は新年度に入る。新しいクラス、新しい担任。


難聴をもつ息子。担任が変われば、また1からの説明が始まる。


微妙な年頃。口は出さず、意識は息子に向いて、アンテナを立てていないと。


そして母の胆石での入院があったり、またこの件で今後どうなるかもわからない。


ちなみに明日・明々後日は、この胆石での経過検査と診察の外来が入っている。


この状態を診て、悪ければ、また入院もありでしょう。





虐待は紙一重だと思う。それは継父がいた時も感じた感覚。


ほんの一瞬、魔物がそっと入り込む。





ゴールが見えない介護。いつまで続くかわからない介護。


いつまでも続く緊張感と、時間に追われる毎日。


デイに行ってたって、ショートに行ってたって、結局、母に縛られ続ける。


介護が終わる頃の私は、どうなっているのかな・・・なんて最近思う。


きっと、ボロッボロだよね・・・。なにしてるんだろ・・・私。

コメント
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