両親の頑張らない介護 ~日々のつぶやき~

継父令和2年7月他界、実母要介護4在宅で介護中、義父平成30年4月他界、義母要支援1施設入所

魔法の言葉

2014年03月19日 | 母の事
今日は自宅待機中の母。相変わらず、必要以外の言葉はしゃべりません。


それもだんだん慣れてきています、慣れは怖いです。


今日も椅子に座る時間は多く、今はベッドに横になって昼寝中。


ちょっとは横にならないとね、足がパンパンになってしまうので。





さて昨日は息子の学校の面談で、3時半から出かけていき、帰ってきたのが6時。


母はというと、昨日休みだった主人に母の出迎えをしてもらいました。


いつもの私が出てこなかったので、母自身不安になったのか、



母「○○(私)は?」



と聞いていたようです。


出かける前に、主人には、出迎えた母を椅子に座らせておいてもらうように


言ってあったので、帰ってきた時も母は椅子に座っていました。


さすがに主人はトイレが出来ないので、私が帰ってすぐに座る間もなく、


母のトイレ、着替えにとりかかります。


いつもの日常です、どんだけ疲れていても、やりたくなくてもやらないといけない、


母の身の回り。



母の一件が落ち着いたら今度は夕飯の準備と、デイから帰ってきた荷物の整理。


目まぐるしく動く私に対し、特に問題なく座ってテレビを見ている母。


フッと思ってしまいました。



母はどうしたいんだろ??



どうやって生きていこうと考えているのだろ??



何かやろうとか思わないのか??





息子の話を2時間半も担任としてきて、ふと感じた疑問。


確かに前はよく母に聞いていた。すると、



母「何もしたくない、ずっーっと家に居たい。



お寿司はお腹いっぱい食べたい。揚げ物食べたい!!



でも・・・早く死にたいな」






そう言っていた。今はどうなんだろうか?


早く死にたいなんて言ったら、私は母に聞きそうだ。



「早く死にたい人の介護を、私、自分の人生半分拘束された状態でさ、


私はなんだろ?お母さんの物じゃ~ない!!」





そういえば・・・ああ~、昔に聞いた気がするなあ。その時は母、



母「さあ~、しらないっ!!」



って言ったんだよね。



思わず、ベッドから引きずりだそうかと思ったぐらい腹がたった。





ほんの少し、ほんの少しだけ、相手の立場にたって物事が考えられたらね~、


介護は違うと思うんだけどなあ~。




昨日の夜のトイレ。いつも通り行き、ベッドに戻り、毛布を掛けて部屋を出ようと持った時、


珍しく母が、



母「ありがと」



って言ったんだよね~。



ほんの少し、夜起きたことが報われた気がした。



『ありがとう』という言葉、歯車が動き出す言葉


私も、ちゃんと、『ありがとう』 は言おう!!そう思った。
コメント (2)
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