ブログ de なんで屋 @東京

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ドル高なのはなんで?

2009-03-02 22:52:50 | テレビの共認支配を暴く!
最近、ドル高が話題になっていますが、どうして今、ドル高なのでしょうか?そして、今後どうなっていくのでしょうか?
るいネットの投稿を紹介しながら考えてみたいと想います。

まずは『円以外に対し上げている最近の米ドル(吉田繁治)』より引用です。(因みに、この投稿はビジネス知識源からの引用です。)


【円以外に対するドル高の要因】
米ドルが、世界最大の債権国の通貨である円以外に対し、価値を保ち、逆に新興国の通貨やユーロに対し上げているのは、米国の金融機関・ファンド・企業が持つ対外資産(1650兆円:07年末)を、本社の資金繰りのため、売っているからです。(注)対外負債は2000兆円で、対外純負債が350兆円(08年推計)

米国がもつ対外証券の売りは、現地通貨売りとドル買いになります。

米国経済とドルが強いための、円以外へのドル高ではない。逆に、ドルが弱く、米国金融と企業の資金不足から、手持ちの海外債券を売り、それが本国への送金のためのドル交換(現地通貨売りとドル買い)になり、米ドルが価値を維持しているのです。これを認識しておいてください。


これを更にわかりやすく解説してくれた投稿を続いて紹介します。『現在のドル高は「リパトリ(本国回帰)」が原因で、むしろ危険な状態。』より引用です。


なぜ今ドル高なのか?
現在のドル高は、米国金融と企業の資金不足に起因する事がわかりました。
この、手持ちの海外債権を売り本国に送金することは、「リパトリ」(本国回帰「レパトリエーション(repatriation)」と呼ばれています。
その結果、資金不足が進むほどに自国通貨が高くなる、ファンダメンタルズとは逆の現象が現れているようです。

従って、ドルは(高値で)安定していると見るのは危険で、むしろ逆の結果になる兆候と見るべきだと思います。


たしかに最近、ニュースや株価推移を見ても、シティバンクの国有化、続くバンカメの危機的状況、ビッグスリーやGEの危機的状況などは明らかであり、アメリカを代表する大企業でさえ、かなり深刻な資金繰りの悪化に追い込まれていることは想像に難くありません。そして、大企業でさえこの状況ですから、それ以外にも無数の企業が同様の状況にあるのも間違いありません。

そのような状況がこの間のドル高を演出しているのだとすると、今後近いうちにまたドルが下がり始めるということになりそうです。

様々なブログでも、金融危機第二弾がやってくるのではないかという予測も飛び交っており、その事態も十分に起こり得る情勢です。今後の動きから目が離せません。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (。+☆ルミ☆+。)
2009-03-03 19:37:55
金融危機第二弾

確かに、今回の危機は、単なる危機じゃなくって、これまでの市場、金融システムの根幹から崩れていますもんね

簡単に回復するようには思えませんね
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Unknown (ナチュラル)
2009-03-03 19:42:48
え~
そうだったんですね。
何でドル高なんだろう?
って思ってました。

金融危機第二弾、確かにありえそうです
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