大連立の仕掛け人、読売新聞社主、渡辺恒夫。この人物がマスコミ全体や、政界に強い影響力を持っていることは間違いないようです。彼はマスコミ、政界に影響力を行使して何を実現しようとしているのか。
まずは、ネットで検索した情報から、渡辺恒夫さんの経歴のポイントを抽出してみました。
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渡辺さんは終戦間近の1945年に東京大学文学部哲学科に入学しすぐに従軍されたそうです。そこで自分より頭の悪い兵隊に殴られ、軍隊に対する強い否定意識を持ったそうです。終戦後には天皇への反感から日本共産党に入党しています。
1950年読売新聞に入社し保守政治家の大物、大野伴睦の番記者になり党人派重鎮の威を借りて政界に食い込んでいきます。このころから中曽根康弘や児玉誉士夫との関係が始まったようです。
読売新聞の中で出世するきっかけは1968年のワシントン支局長就任で、ワシントンから戻った1972年に解説部長、1977年 編集局総務(局長待遇)、1979年 取締役論説委員長と出世していきます。どのような人脈か分かりませんが、アメリカでかなり強力な後ろ盾を得たことは間違いなさそうです。渡辺恒雄が論説委員長になったことで読売新聞の論調が保守傾向化していきます。
その後、1985年 専務取締役主筆論説委員長、1987年 筆頭副社長主筆、1991年 社長に就任。日本相撲協会の諮問機関横綱審議委員会委員に就任 、1996年 読売ジャイアンツのオーナーに就任、1999年 日本新聞協会会長と次々に地位を獲得していきます。
渡辺恒雄の主張を見てみると、保守的な論調の一方で、靖国参拝反対、中国重視といった傾向も見られます。北京週報2007年8月10日「渡辺恒雄氏に対する特別取材」によれば、「今後誰が首相となるかを問わず、いずれも靖国神社を参拝しないことを約束しなければならず、これは最も重要な原則である。安倍氏は参議院選挙の後に引き続き首相でありつづけるが、私も彼に絶対に靖国神社に行ってはならないと進言しなければならない。もしその他の人が首相になるなら、私もその人が靖国神社を参拝しないと約束するよう求めなければならない。さもなければ、私は発行部数1000数万部の『読売新聞』の力でそれを倒す。私は新しい首相ができるだけ早く中国を訪問するよう促し、そのほかに皇室メンバーの訪中を促し、皇太子が日中友好関係のためになることはよいことであり、それから胡錦涛主席の訪日を招請する。」という発言を行っています。
読売ジャイアンツのオーナーとして、プロ野球界に強い影響力を持っていることでも有名。ドラフト制度の改悪で資金力のあるジャイアンツが有名選手を独占できるようにし、自由主義社会なら自由競争するのが当たり前と言い放ち、「反対するなら脱退して新リーグを結成することも辞さない」などと発言をして、意見を異にする他球団の同意を強要します。
2004年の近鉄・オリックス合併問題の時には、プロ野球1リーグ構想を画策。プロ野球の2リーグ12球団の維持を願う日本プロ野球選手会会長古田敦也が経営者側と話し合おうとしたが拒否された。この件に関してインタビューに答えた渡邉が「無礼なことを言っちゃいかんよ。立場をわきまえなきゃいかんよ。たかが選手が」と発言しました。
彼の経歴や発言には、いくつかの矛盾があります。共産党に入党したかと思うと、保守系政治家や大物右翼と深い親交があり、反共の国アメリカで権力の基盤を手に入れている。しかし、靖国参拝には強力に反対し、中国との関係を重視している。政治的には一貫性が感じられない渡辺恒雄の経歴と発言だが、その中でも一貫している姿勢があります。
それは、自分が一番だという強烈な姿勢です。自分より頭の悪いやつに殴られたから軍体は嫌い。共産党に入党したのも天皇制への反発も、身分序列で自分の上に立つものへの反発と取れます。保守系政治家、大物右翼との付き合いも政治的な主義主張というより自分が社内で出世するための手段。
アメリカで強力な後ろ盾を得られたのも、アメリカ型の実力主義、強いものが弱いものを支配するのが当然という考え方が、渡辺恒雄の自分が一番という意識とまさしくぴたりと当てはまったからでしょう。
中国との関係を重視する理由として、創価学会、池田大作との関係を強化し権力基盤を磐石にするためという指摘もあります。少なくとも、靖国神社に参拝する政権は「発行部数1000数万部の『読売新聞』の力でそれを倒す」と明言するあたり、自分が一番という意識の塊であることを示しています。
このように考えると、渡辺恒雄が権力を手にして実現しようとしているのは、自分が一番になって権力を振るうことだと言えそうです。そのために目指しているのは、強いものが権力で弱いものを支配する、アメリカ型の社会です。
渡辺恒雄の保守主義は、日本という国を守る、良くするという意識から生まれている保守主義ではなく、権力を独占するために自由競争=弱肉強食の権力支配社会に日本を転換しようとしているに過ぎないでしょう。
日本のマスコミを支配し、政治に大きな影響を与えている渡辺恒雄が、自分が権力を手にするためならアメリカにでも中国にでも平気で魂を売り渡す、そんな男だとしたら、これほど恐ろしい状況はありません。
参考
ウィキペディア「渡辺恒雄」
博士の独り言「何様だ、渡辺恒雄殿!」
北京週報「渡辺恒雄氏に対する特別取材」
まずは、ネットで検索した情報から、渡辺恒夫さんの経歴のポイントを抽出してみました。
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渡辺さんは終戦間近の1945年に東京大学文学部哲学科に入学しすぐに従軍されたそうです。そこで自分より頭の悪い兵隊に殴られ、軍隊に対する強い否定意識を持ったそうです。終戦後には天皇への反感から日本共産党に入党しています。
1950年読売新聞に入社し保守政治家の大物、大野伴睦の番記者になり党人派重鎮の威を借りて政界に食い込んでいきます。このころから中曽根康弘や児玉誉士夫との関係が始まったようです。
読売新聞の中で出世するきっかけは1968年のワシントン支局長就任で、ワシントンから戻った1972年に解説部長、1977年 編集局総務(局長待遇)、1979年 取締役論説委員長と出世していきます。どのような人脈か分かりませんが、アメリカでかなり強力な後ろ盾を得たことは間違いなさそうです。渡辺恒雄が論説委員長になったことで読売新聞の論調が保守傾向化していきます。
その後、1985年 専務取締役主筆論説委員長、1987年 筆頭副社長主筆、1991年 社長に就任。日本相撲協会の諮問機関横綱審議委員会委員に就任 、1996年 読売ジャイアンツのオーナーに就任、1999年 日本新聞協会会長と次々に地位を獲得していきます。
渡辺恒雄の主張を見てみると、保守的な論調の一方で、靖国参拝反対、中国重視といった傾向も見られます。北京週報2007年8月10日「渡辺恒雄氏に対する特別取材」によれば、「今後誰が首相となるかを問わず、いずれも靖国神社を参拝しないことを約束しなければならず、これは最も重要な原則である。安倍氏は参議院選挙の後に引き続き首相でありつづけるが、私も彼に絶対に靖国神社に行ってはならないと進言しなければならない。もしその他の人が首相になるなら、私もその人が靖国神社を参拝しないと約束するよう求めなければならない。さもなければ、私は発行部数1000数万部の『読売新聞』の力でそれを倒す。私は新しい首相ができるだけ早く中国を訪問するよう促し、そのほかに皇室メンバーの訪中を促し、皇太子が日中友好関係のためになることはよいことであり、それから胡錦涛主席の訪日を招請する。」という発言を行っています。
読売ジャイアンツのオーナーとして、プロ野球界に強い影響力を持っていることでも有名。ドラフト制度の改悪で資金力のあるジャイアンツが有名選手を独占できるようにし、自由主義社会なら自由競争するのが当たり前と言い放ち、「反対するなら脱退して新リーグを結成することも辞さない」などと発言をして、意見を異にする他球団の同意を強要します。
2004年の近鉄・オリックス合併問題の時には、プロ野球1リーグ構想を画策。プロ野球の2リーグ12球団の維持を願う日本プロ野球選手会会長古田敦也が経営者側と話し合おうとしたが拒否された。この件に関してインタビューに答えた渡邉が「無礼なことを言っちゃいかんよ。立場をわきまえなきゃいかんよ。たかが選手が」と発言しました。
彼の経歴や発言には、いくつかの矛盾があります。共産党に入党したかと思うと、保守系政治家や大物右翼と深い親交があり、反共の国アメリカで権力の基盤を手に入れている。しかし、靖国参拝には強力に反対し、中国との関係を重視している。政治的には一貫性が感じられない渡辺恒雄の経歴と発言だが、その中でも一貫している姿勢があります。
それは、自分が一番だという強烈な姿勢です。自分より頭の悪いやつに殴られたから軍体は嫌い。共産党に入党したのも天皇制への反発も、身分序列で自分の上に立つものへの反発と取れます。保守系政治家、大物右翼との付き合いも政治的な主義主張というより自分が社内で出世するための手段。
アメリカで強力な後ろ盾を得られたのも、アメリカ型の実力主義、強いものが弱いものを支配するのが当然という考え方が、渡辺恒雄の自分が一番という意識とまさしくぴたりと当てはまったからでしょう。
中国との関係を重視する理由として、創価学会、池田大作との関係を強化し権力基盤を磐石にするためという指摘もあります。少なくとも、靖国神社に参拝する政権は「発行部数1000数万部の『読売新聞』の力でそれを倒す」と明言するあたり、自分が一番という意識の塊であることを示しています。
このように考えると、渡辺恒雄が権力を手にして実現しようとしているのは、自分が一番になって権力を振るうことだと言えそうです。そのために目指しているのは、強いものが権力で弱いものを支配する、アメリカ型の社会です。
渡辺恒雄の保守主義は、日本という国を守る、良くするという意識から生まれている保守主義ではなく、権力を独占するために自由競争=弱肉強食の権力支配社会に日本を転換しようとしているに過ぎないでしょう。
日本のマスコミを支配し、政治に大きな影響を与えている渡辺恒雄が、自分が権力を手にするためならアメリカにでも中国にでも平気で魂を売り渡す、そんな男だとしたら、これほど恐ろしい状況はありません。
参考
ウィキペディア「渡辺恒雄」
博士の独り言「何様だ、渡辺恒雄殿!」
北京週報「渡辺恒雄氏に対する特別取材」
テレビで見る小沢さんの表情がどうも最近苦悩的に見えるのは、こんな影響もあるのでしょうか?
因みに、クリリンは地球最強の戦士にまでなりましたけど、みんなのために戦っていました。
なぜナベツネ氏は政治家にならないのでしょう?
政治家として矢面に立つよりも
マスコミの影響力を使って暗躍するほうが権力を思い通りにできるとわかっているからでしょうか?
ドラフト制度の改悪も球界全体のことを考えたら、ありえない判断ですよね。
>ナベツネ氏は政治家にならないのでしょう?(しみっちょさん)
政治家には選挙がありますが、ナベツネ氏は自分より馬鹿だと思っている選挙民に、頭を下げるなんて絶対出来ないでしょうね。彼が出来るのは私権闘争だけで、共認闘争は出来ないのでしょう。
>本当に許せない。(ミサイルマンさん)
共認闘争で打ち負かすしかないですね。
“私は”って。。。
一方的かつ強大な発信力をもって、世論⇒国策を恣意的に支配しようという意志が明確ですね。
マスメディアは公器ではなく凶器であると言われて久しいですが、ここまで露骨な言動は国民を愚弄していると言えます。
新聞という“権威”が書いてることを信じる時代は終わって、事実を伝える媒体だけが評価を勝ち取る時代においては着実に淘汰されていくでしょう。
あろうことか権力も手に入れてしまった。
って感じですね。
(||||゜ _ ゜ ;)ぞぉ~
なんて自己中なヤツなんだ。。なんか改めて危機感出てきました。こんなヤツに日本をいいようにされてたまるか!
によれば、
民主主義理論の代表格ウォルター・リップマンは、よれば、民主主義の基盤となる国民の世論が、マス・メディアの圧倒的な影響力の下にあることを指摘しているとのころ。
それと、3つの階級があるらしい。
1.「真の」権力者: 支配的な財閥
2.第一の市民階級(特別階級): 政治家、官僚やマスコミ、経営者
3. 一般の人々(大衆)