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七里GGニュースウオッチ7/27⑵:相模原の障がい者病院の19人殺人事件は現風潮?「生きてる価値無い」か

2016-07-27 20:47:02 | 日記


【国民の生命・自由・幸福追求権守らない安倍政権   植草一秀『知られざる真実』2016年7月27日 (水)
神奈川県相模原市で惨劇が起きた。
障がい者施設「津久井やまゆり園」で7月26日未明、元施設職員が侵入し、入所者19名を殺害、26人に重軽傷を負わせた。
犯人は犯行後に神奈川県警津久井署に出頭し、逮捕された。
犯人は本年2月に衆議院議長公邸を訪れ、犯行を予告する手紙を渡していた。
手紙には、「やまゆり園」の名称が明記され、職員が少なくなる夜の時間帯に襲撃を行うことが予告されていた。
この後にこの情報が関係部署に伝えられ、相模原市精神保健福祉課の判断で犯人は措置入院させられたが、その後に退院した。
「やまゆり園」は防犯カメラを増設したが、夜間の警備体制は大きく変更していなかったのではないか。
そのなかで、今回の犯行が実行された。
夜間の警備体制に重大な欠陥があったと考えられる。
「やまゆり園」が特定され、夜間の犯行が示唆されていたのであるから、夜間に襲撃が行われる可能性を想定した警戒態勢が取られる必要があった。
民権警備会社のセキュリティーシステムの基本は、セキュリティーを設定した場合に、外部から不審者が侵入する場合には、赤外線等によるセキュリティーシステムが作動して危険を告知する。
警備部隊が数分以内に現場に急行する体制も敷かれている。
この施設への夜間の外部からの侵入者に対する警戒システムを何らかのかたちで設定するべきであったことは間違いない。
また、犯人は保有していた合鍵で入所者の居室に侵入したと見られるが、犯人が施設を退職し、犯行予告があった時点で、施設内の入所者居室の鍵を変更しておくことも、当然取られるべき対応だった。
この意味で、今回の事件は「人災」の側面が強いと思われる。
事件発生を防げなかった原因を徹底検証する必要がある。(以下略)】

●皆が潜ませている「価値の無い奴は死ねばいい」の心情は、自身の命も軽視する現れ それにしても腹が立つ殺人事件だ!!
(GG:言葉にできないくらい腹立たしい、痛ましい事件だ。殺された病人は結束テープでベッドに縛りつけられ首を刺殺されたという。酸鼻さもさりながら、犯人が同僚に喋っていたという、「生きている価値が無い」旨の発言を聞いたときGGは麻生太郎が「老人は早く死ね」との旨の発言を思い起こした。
 確かに老人は厄介なモノだろう。それをGGは半分否定しない。老人とは病人だ。病人はカネ喰いムシだ。早く死んだ方が世のため人のためーーは半面の真実を語っている。若い時分、一生懸命働いて税金を少なからず納めて、年金暮らしになったら厄介者。それも否定はしない。嫌だけれども肯定しながら、だから生きてやる、堂々と生きてやるとGGの反骨の腹の虫が疼く。
 実際ハ片隅ニ座ラセテモラエバ有難イトイウ姿勢ナノデス。
 もう一つ考える。容疑者は自分自身にも「生きてる価値が無い」とどこかで思っているのではないかーーということだ。命を粗末にする人間は自身の命すら軽く扱う。懸命に生きていない。泥水を飲んでも、大病を患っても、会社が倒産して個人破産しても、法を犯してでも、友情を踏みにじってでも生きた経験が無い。短兵急、思考停止、直情型、いうなれば単純右翼的だ。熟考するのは面倒くさいーとなる。
 もう一つ言えるのは、容疑者同様に「病人や老人は生きている価値は無い」と、心の片隅で思っている人たちが意外に多いのではないか?命の意味が分からないーーそれでカッコだけは付ける。「頭脳が筋肉質」で満たされているアスリートも多いが、ひょっとしたら誠に不謹慎ながら被害者や被害者の家族の中にも「生きている価値は無い」とお考えの方もおられたかもしれない。それほど命が軽い風潮になっている。経済的困窮度が増して、病院代もままならないーーとなると、老齢化も重なって不穏なことを考えてしまうのだろう。安倍政治の不幸さは個々人に襲い掛かる。従って安倍政治に元凶があるとは見えにくい。しかし、社会学的に見るなら、さほど見抜くのが困難ではない。じっくり振り返れば個人ではどうにもしようがない現実がある。
 植草氏の『知られざる真実』は引用文に続いて沖縄での警官の人権無視とロッキード事件の謀略を告発する集会の模様が記されているのだが、割愛させてもらった)


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