3月に購入した、熊童子と宇宙の木です。
両者とも、我が家にいる多肉の中でも大物級のその葉の厚みに、日々、
おっかなびっくり接していたのですが、ついに恐れていたことが起きました。
熊童子落つ
いや、努めてカッコよく言ってる場合ではないのです。
本当に、熊童子の葉っぱが全部、落ちてしまいました。
購入した時に、また日々の世話で予見できていた未来だとはいえ、本当に実現すると
悲嘆にくれるしかないのが、なんとも愚かではありますが…
その愚かさを嘆いている場合ではありませんでした。
なんと熊童子に引き続き、
宇宙の木落つ
という事態も差し迫っております!
どうすればいいのかね、と手を差し伸べる先からほろほろ落ちて行くので
迂闊に手も出せません。
多肉の新たな危険性に気付いた時にはもう遅し、という状況です。
というわけで…
問題の熊童子、くまこの方から。
3月の時点では、このような姿で実に愛らしかったくまこです。
しかし。
幹や枝に対して、この葉っぱの重量級はいかがなものだろうか?
という、もっともな不安があったので、極力、葉には触らないように世話をしていたので
最初の数カ月は、常に緊張感を伴いつつも平和だったと言えましょう。
くまこも特に不平不満も見せず、写真中央の小さい葉っぱがじわじわ成長していました。
その緊張感が崩れ去ったのは、小さい葉っぱが大きくなってきて
その真下の大きい葉っぱを押しのけようとし始めたころでしょうか。
これ、このまま大きくなって大丈夫なのか?
と、やや不安になって葉っぱのそこここを良く見てみれば、案の定、
下の葉っぱが上の葉っぱに押しのけられた影響なのか、根元からぐらぐらしていました。
折れまがって、枝が重みで切れている状態です。
多肉にとって、傷は命取り!(すぐ腐る)
とりあえずぐらぐらしている根元はもう腐敗が始まっていたので被害が広がらないうちに
そいつを除去しようとピンセットを入れた所
上のぐらぐらしている葉っぱではなく、そのまた真下の小さい葉っぱが
ポロリ
と落ちてしまいました。
脆い!(知ってたけど!!)
そこからはもう戦々恐々です。
手に嫌な汗をかき、目から眼球が飛び出てるんじゃないかと思うくらい凝視して
まず下に落ちた葉を除去。
その次に、ぐらぐらしているのを除去…、しようと思うのですが
これが意外としぶとく頑張っている!
(さっきのぽろりはなんだったんだ?!)
しかし、しぶとく頑張られていても、ハサミを入れるのはさすがに怖い。
(ピンセットが触れただけで葉が落ちるのにハサミで何をしようといわんや?)
強硬に除去か?!悪性ではないと判断して残すか?!
素人なのに何でこんなERのドラマみたいなことになってんの!!と一人絶叫。
しかもERのドラマは、あれ演技だし!こっち現実だし!!
今なら、監督の演技指導も鼻で笑っちゃえる程の「迫真」ってやつを見せつけられるのに!
誰も見てくれてないなんて!(見てくれてたからって何が変わるわけでもないけど)
とドラマを呪っていても始まらないので、
むしろ自分がERに患者役で出演しそうな蒼白さで、くまこ切断。
案の定、その上の葉っぱも、ぽろりと落ちる。
一昔前のアイドル水泳大会かよ!!
ってくらいぽろりにつきあい、その場に倒れこみたいくらい疲労する。
アイドルどころか国賓級の扱いを要する、くまこはしかし、その後もポロリを繰り返しました。
掃除でポロリ、水やりでポロリ、移動でポロリ…
挙句の果てに、こんな姿に…。
ああッ、正視できない!(でも写真は撮る)
そんなポロリに途中から便乗してきたのが、その隣の宇宙の木のカーゴ。
(やっぱり名前を忘れて過去記事を調べに行った七咲)
カーゴも途中までは順調に成長して大きく伸びていたのですが
下の方の葉っぱが色身が薄くなり、こちらもあっけなくポロリ、と落ちてしまいました。
まあ下葉なら環境の変化か、老衰だろう、と予想を付けていたのですが
くまこの手術後と時を同じくして、水やり、掃除、移動、で
ぽろぽろと下の方から葉が落ちて行きます。
そういうわけで、カーゴはまだ「丸裸」というところまではいっていないのですが
そのポロリ感たるや、秋になる前に、くまこを追いかけて
追いつき追い抜きそうな勢いです。
それまでウチにいる多肉ファミリーはというと
「触ったら葉が落ちそう」という危機感を感じさせない子らばかりだったので
今回のこの事件は、気落ちする半面、良い教訓になりました。
移動させない環境が作れないなら「ポロリ系」には手を出すな。
これです。
このブログを始める前にも思ったことですが
1、植物が欲しいなら、その子に合わせて置き場所を選ぶ
2、決めた場所に置きたいなら、そこに合う植物を選ぶ
この基本の基本、葉っぱちゃんの世話に慣れてくるとついつい、
自分が合わせれば良いかー、と思ってしまう自分がいたことは否めません。
(室内だと季節によって移動させたり、屋外だと天気によって、鉢を移動させたりする)
この移動が別段苦にならなかったので、
今回のくまことカーゴも、月一の水やりと掃除のたびに鉢を持ち上げて
上下に移動させてたんですよね。
他にも不手際が重なったかもしれませんが、この移動のたびにポロリが発生するので
せめてもう少し、考えてやればよかったかと反省中です。
(おしゃれな容器に入れてる場合じゃないだろう、と)
反省が効いて、カーゴが持ち直してくれると良いんですが…
くまこもカーゴも、葉挿しは望めませんでした。(またしつこく延命している)
うさこと金のなる木の葉挿しは結構簡単だったのにな。
と、親戚っぽい彼らの一体何が違うのか、興味は尽きません。
オシャレな入れ物!!って思いましたが・・・
多分成長できるうちは大きな鉢に入れた方が良かったんでしょうね・・・
あと最近気付いたのですが熊童子は夏は休眠するみたいです・・・
冬と同じ状態・・・恐ろしい
我が家も息絶え絶えです(><)
新芽がポロっていくのは絶望感がありますよね
でも依然吹きっさらしの雨ざらしです
ゲリラ豪雨もなんのそのなんで、やはり多肉は放置プレイが向いてるのかも~
今年の夏は、異常なほど暑いですね。
そのせいで暑さに弱い系の植物はピ~ンチです。
我が家でも、枯らさないつもりであったものがちょっとした不注意などで、あっという間に枯れてます
ところで、くまこの葉っぱは、根っこが出にくいらしいです。
「1年かかった」と書いてあるブログを読んだことがあります
太陽がうらめしい今日この頃です
そーですよねえ、あたまでっかちになるので重みで転がらない鉢の方がいいですネ☆
休眠…、七咲的には冬の休眠より夏の休眠の方がまだちょっとだけ、
気分的にマシ?なような気がします。
いや、どっちにしろ心臓には良くないですよね
『ゲリラ豪雨もなんのその』おお!それは素晴らしい逞しさですね!
ウチのくまこもほったらかしておけば良かったんですね~
次回の戒めとして、しっかり胸に刻んでおきます!
根っこが出るまで1年…!
気が遠くなりそうな時間ですが、うん、そう言われてみると確かに、
あの厚ぼったい葉っぱなら1年くらいその辺りにほったらかしていても
独力で生きていそうな感じがしますね!