*太陽大好き。夏でも直射日光OK!
暗さに弱いので、日当たりの悪い部屋は不可
*寒さに強い
5℃くらいまで下がっても大丈夫
*乾燥を好むので、水やりは控えめに
葉っぱには水をかけないように気をつけて
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サイウンカク、と読みます。
太い柱のような幹は濃い緑色で多肉質、その角に刺が並びます。
写真では見づらいですが、その幹から枝分かれ(?)の様な感じで
同じ柱のような幹が生えています。
葉っぱは淡い緑で、形は丸く小さいです。乾燥や寒さで落葉します。
茶色い葉っぱは、古くなって老いているのかと思われます。
手触りはまだ枯れた感じではなかったのでそのままにしています。
その色のコントラストも、格別の趣だと思うのです。
と、個人的にかなりお気に入りの部類ですが
お客様からの人気も、群を抜いています。
過去に発注が可能だった時期には、何をする暇もなく完売していました。
おそらく今回も、何をするでもなく完売するのでしょう。
その、崇高な渋み、荘厳な趣、圧倒的な侘び寂び・・・。
この子の褒め言葉ならいくらでも量産できます。
できれば、長く店で愛でていたいなあ、と思うのですが(買いなさい)。
はてさて。
不幸な事故で上の方の幹が折れてしまった時
例によって挿し木をして様子をみていたのですが
バッチリ再生しました!(何の疑いもなく売れました)結構、頑丈です。
売場のスペースが確保できれば近日中に店頭へ並べます。
待ちきれないお方様は、お声をおかけ下さいネ。
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さてさて。
今回の特別入荷で、久しぶりにサボテン一族がお目見えしたわけですが。
この一族のブログは手こずるだろうなあ。と身構えていたのですが
案の定、大変、手こずっております。(進行形で)
その最たる原因は、名前です。
個人的には、「このネーミングセンスには脱帽だ!!」
って感じで、一族のどの子の名前にも惚れぼれするのですが
(力士や、舞妓さんの名前にも惚れぼれします。名前フェチです)
ブログを作成するにあたって、性質を確認するために図鑑をめくるのですが
名前でヒットしたのは、この子だけでした。
何故に?!といつもなら驚愕するのですが、この子に至っては
ヒットしたよ、おい!!と、逆の驚愕がありましたよ。
だってなんか、あり得ない名前ですもん。(失礼)
どこが彩で雲で閣なのか、この姿からは全く想像できません。
名前だけ見れば、どこの料亭だ?と思わずにはいられません。
その図鑑でヒットしたのは、この子がサボテンではなかったからでしょうか。
多肉系です。
ミルクブッシュや、ハナキリンと同じ仲間でした。
他の子は見当たらなかったので、とにかくサボテン専門サイトをめぐりました。
朝からめぐっているのに
めぐりおわりませんでした!!!
広すぎだ、サボテンフィールド(しかも目当ての子は見つからず)
そんなこんなで、まずこの彩雲閣からブログってみたわけですが。
名前、と言えば思い出さずにはいられない。
一文字違いで大違い、事件。
100円ショップという広大な売場(衣食住総なめだ!!)で仕事に手こずり、
まだ植物エリアの方にまで目が行き届かなかった昔。
お客様に、この子について訊ねられました。
「これはランの仲間なの?」 と。
え?どう見てもサボテン系なんだが?と思ったのですが
植物界を熟知しているわけではないので断言は禁物だろうと自戒し
「いえ、サボテンだと思うのですが」 と返答したところ
「思うって何?わからへんの?」 と叱られ、即座に不勉強を詫びましたが
その後のやりとりでも、なぜか執拗にランにこだわっておられるようなので
「これに似たようなランがあるのですか?」 と逆に尋ねたところ
「ここにランて書いてるからやないの!!わからんのやったらもうええわ!!」
と大変、ご立腹でそのまま去っていかれました。
すみません、と言う間もない幕切れだったのですが、
どうしても腑に落ちなかったので、鉢を手にとり名前を確かめました。
・・・ああ。
サイウンカクの
「閣」 が 「蘭」 に 見 え た の か !!
と、しばしその場で立ち尽くしてしまうほど、感情の起てようもない
やるせな~い事件でした。
そしてこれを機に、植物の猛勉強を開始したのです!!
となればいい話なのですが、当時は
「歳をとったら老眼鏡は手放せないな」
としみじみ思ったわけであります。
(昔、非常口の絵を見て、肉、と読んだばあちゃんが身内にいる)
今だったら入荷の子の名前はすべてインプット完了しているので即座に
「お客さん、蘭ちゃいまんがな!閣でんな!」
とノリで突っ込めるんだけどな・・・。若いって苦いわ。
てな感じで、サボテン一族は思い出語りに終始しそうな勢いです。
(広大なフィールドに白旗寸前)