これも友達からもらったメールです。
「思い」や「考え方」を向ける方向が異なれば、こんなにも違う。
同じことが、「できない理由」にもなれば「やる理由(動機)」にもなるという例です。
大変参考になりました。
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ある会社に勤めるA君が、学生時代の友達のB君と、街でばったり会いました。
しばらく話していて、B君が週末起業をしているという話を聞いたA君は、興味を持ちました。
B君「実は、週末起業をしていてね。」
A君「週末起業?土・日に他の仕事をやってるってこと?」
B君「そうなんだ。ウェブデザイナーをやっているんだ。」
A君「ウェブデザイナー?そういえば、おまえパソコンとかそういうの好きだよな。会社でもそれ系の仕事しているんだろ?」
B君「会社の仕事はSEだよ。そっちも好きな仕事なんだけど、ウェブデザインの仕事も好きなんだ。好きなことやって収入になるから楽しいんだよ。軌道に乗ったら脱サラするつもりなんだ。おまえも自分の好きなことを見つけて、週末起業してみたら?」
A君は、今の仕事内容にも収入にも満足していなかったので、その日家に帰って、週末起業について考えてみました。
しばらく考えた後、A君は、自分には無理だという理由を発見しました。
A君「よく考えたら、俺には時間がない。 うちの会社は残業も多いし、休日出勤もある。 週末起業なんてやってる時間がないじゃないか。
それに俺にはお金がない。 うちの会社は、こき使うくせに給料が低い。 おかげで貯金もない。 週末起業をするには資金も必要だから、俺には無理だ。
それに俺には人脈がない。 仕事ばかり忙しくて、社外の人と付き合うヒマもない。 起業するには人脈が必要だ。
時間がない、お金がない、人脈がない。 そんな俺には無理な話だ。」
というわけで、A君は週末起業をあきらめました。
しかしA君は、B君が週末起業を始めた理由を知りたくなりました。
そして、B君に電話して聞いてみたのです。
A君「おまえ、自分が勤めている会社の仕事も好きだ、って言ってたよな。 あえて週末起業を始めようと思った理由は何なの?」
B君「そうだな。週末起業をしてみようと思った理由は3つだな。
まず、うちの会社は超忙しくて、俺、時間がないんだよ。 残業は激しいし、休日出勤なんて当たりまえ。 このまま勤め続けるにはハードだと思うんだ。 将来家庭を持ったら、家族と過ごす時間も欲しいしな。 だから週末起業から始めて脱サラをしようと考えたんだ。
それから2つ目の理由が、お金がなかったこと。 うちの会社、経営不振で驚くほど給料が安いんだ。 しかも俺、金遣いが荒いから、貯金がゼロだったんだよ。 だからプラスアルファーの収入が欲しかったんだ。
もう一つは、俺って人脈がないなーって気づいたんだ。 会社の仕事に追われてきたから、社外の人と付き合うなんて考えたこともなかった。 だから、週末起業をしてネットワークを広げていこうと思ったんだ。」
B君が「やろうと思った理由」と、A君にとっての「できない理由」は、同じだったのです。
同じことが、「できない理由」にもなれば「やる理由(動機)」にもなるという例ですね。
何かの情報を知った時に、まず「できるかどうか」を考える人は、できないという結論に至りやすいのです。
「できない理由」が見つかるからです。 どんなことに対しても、「できない理由」は、探せばあります。
「できない理由」を見つけるのが上手なうちは、なかなか前進できませんね。(A君のように)
何かの情報を知った時に、まず「実現したいかどうか」を考える人もいます。
もし、それが実現したいものであれば、「どのようにすれば実現するだろうか?」と考えが展開します。
そう考えれば、なんらかの解決策は見つかることが多いのです。
・あなたが純粋に実現したいことは何ですか?
・必ずできるという保証があったら、何をしますか?