イザナギノミコトが黄泉の国から戻り、禊をしたときに、
右目から生まれたのがツキヨミノミコト。
左目から生まれたのがアマテラスオオミカミ。
鼻から生まれたのがスサノウノミコト。
天神3柱です。
なかでもツキヨミノミコトは、重要な3神の一人でありながらどこか封印されているというか、
記紀の中でも多くを語られておりません。
そんなツキヨミノミコトをお祀りする月讀宮をお参りしてきました。
イザナギノミコトが黄泉の国から戻り、禊をしたときに、
右目から生まれたのがツキヨミノミコト。
左目から生まれたのがアマテラスオオミカミ。
鼻から生まれたのがスサノウノミコト。
天神3柱です。
なかでもツキヨミノミコトは、重要な3神の一人でありながらどこか封印されているというか、
記紀の中でも多くを語られておりません。
そんなツキヨミノミコトをお祀りする月讀宮をお参りしてきました。
本宮から南東に下ること十数キロ。
磯部町、そこに「いざわのみや」があります。
お参りのあと、ご先祖が御師(おんし)の森さんおじいちゃんにお話しをゆっくり聞くことができました。
御師とは、
はるばる出かけてお札などをつうじて伊勢のご利益を広めたり、
参拝者を導きいれ、民宿のようなこともされたり、
旅人の帰りの無事を願って「御師の米」もお配りされた心遣いもし、
今でいうと、ツアーコンダクターみたいなものですか。
そんな森おじいちゃんに話を聞くと、心温まりましたし、面白い話もうかがえました。
伊雑宮は、昔は伊勢神宮よりも格上だったのか。
倭姫の伝説はかずかずあるがその本質とは。
モーゼやヘブライ語などとの関係や名残りなど。
ここでは多くを書きませんが、興味のある方は一度お調べになって訪ねて見られるといいですね。
日の出とともに先に外宮にお参りし、次は内宮へまいりました。
朝の光は、清々しくも華やかにすべての穢れを祓い清めてくれます。
外宮とともにとてもパワーを感じる場所です。
神官の皆様が、天照大御神へご挨拶する朝のお勤めです。
この先には本宮の石段がございます。
今回もほんとうにありがとうございました。
この世に生かしていただいてありがとうございます。
宇治橋を戻りましょう。 今から伊雑宮へ参ります。
この石段を登り、右におれますと、「別宮 多賀宮」がございます。
豊受大御神荒魂(とようけのおおみかみのあらみたま)がごお祭神です。
荒魂(あらみたま)は神の荒々しい側面、荒ぶる魂でり、天変地異を引き起こし、病を流行らせ、
人の心を荒廃させて争いへ駆り立てる神の働きであると言われています。
ご参拝では、神様には感謝を述べることが重要で、一方的な願い事は基本的にダメですよね。
しかし、自分の意思を示し、その決心を誓うことはこの荒御霊の前では許されるのかもしれません。
和魂(にぎみたま)は、雨や日光の恵みなど、神の優しく平和的な側面であり、神
の加護は和魂の表れであると言われています。
ちなみに、一霊四魂。
人間の心は、天と繋がる一霊「直霊」(なおひ)がコントロールして、、
四つの魂、「荒魂」「和魂」「幸魂(さちみたま)」「奇魂(くしみたま)」から成り立っておりますとやら。
ここには古代の大切なものが埋められているとも言われ、
この宮の上空へ虹が抜けるように天空との懸け橋になっております。
そばにあるご神木に触れて感じました。 すごいですね。 ありがたいことです。
早起きして伊勢神宮外宮へご参拝にやってまいりました。
只今、6時10分、日の出時間です。
こんな爽やかで清々しく、心引き締まる素晴らしい空間に立てる喜び。
それは、訪れて初めてわかることですね
外宮の正門です。 この「火除け橋」は左側通行ですね。
天照大御神は、太陽神ですから“陽”とすると、豊受大御神は“陰”ということになります。
しかし中国の陰陽思想では、「左」は“陽”、「右」は“陰”となっています。
陽である火と、陰である水を併せ、それが「かみ」となり、左手と右手を併せ「神」に祈りを捧げることとなるのです。
ものごとにはすべて裏と表があるように、当事者の目とそれを見る傍観者の目があります。
伊勢神宮では外宮から参拝が正式とされています。
正宮。 豊受大御神がおわします。
導かれるように「伊勢 二見輿玉神社」へ
先日、大分の高塚地蔵尊へお参りへ行った際、
おみくじでカエルのご託宣をうけました。
すべてが無事「帰る、返る、買る、変る」無事戻るというもの。
ありがたいですね。
その1週間後、何も知らずこのカエルがご象徴の輿玉神社。
本当に不思議につながってまいります。
岩までカエルに見えるのですね。
帰りには、「御福」なる「有限会社 御福餅本家」でひと皿食してみました。
お茶つきの2個入り皿で200円。
くつろぎ、一服してでの申し訳ない安さ。
味は、豆皮を入れないこしあんで老舗「赤福」よりも少し甘め、とても美味しい。
「これ、いけるやない」と叫んでしまうが、甘くて多くは食べれません。
ごちそうさまでございました。 頑張れ「おふく(おかめ)餅」
伊勢神宮 内宮
そこに古からの日本の素晴らしさが鎮座しておりました。
とにかく気がいいのです。
当日朝からの小雨が空気を浄化し、ひときわ凛とした空間。
木々達はいきいきとし、神々を守り守られている。
すべてが荘厳でありシンプル。
まずは、木の香かおる宇治橋を渡ります。
内宮は右側通行なのですね。
イザナギが黄泉の国から逃れてくるなかで様々な神々を産むのですが、アマテラスは、最後に産まれた3貴神の一人です。
左目を洗うとアマテラス、右目を洗うとツキヨミ、鼻を洗うとスサノヲが産まれました。
アマテラスは高天原を治め、ツキヨミは夜の食国を、スサノヲには海原を任せたのです。
陰陽五行の影響を大きく受けているわが国の祖先である神々。
そこで何故内宮は右側通行なのか、外宮は左側通行なのか?
「右側通行なのは手水舎が内宮は右側に、外宮は左側にあるからだよ」と単純に言う人もいるのですが。
そこは、古来からの知恵と完結性で伊勢神宮は決められていると思います。
陽と陰 : 左と右、昼と夜、明と暗、表と裏、出と入、外と内
内宮は、アマテラスオオミカミをお祭りする社。
参拝順序が外宮から内宮であることを考えますと、外宮が「陽」で内宮が「陰」。
陰陽の世界ではこの対なるものを対象化させるのです。
陽である左目から産まれたアマテラスは、右を治めることになったのです。
そもそも道の中心は正中線として神が歩く道。
陽である外宮は左から入り歩き左から出て行く。陰である内宮は右から入り歩き右から出て行く。
明るい南を「天」(乾),暗い北を「地」(坤)とし,太陽の昇る東を「火」(離),太陽の沈む西を「水」(坎)
に当ており、宇宙の本体を象徴しています。
アマテラスは,先天の東の方位から、後天では南の「天」の位をふんで天津神の祖となりました。
皇祖の祭祀方位は明日香から真東に当たる伊勢に定められたのでした。
ちなみに国津神の子孫であるスサノウは、先天におけるその西の方位を尊重して、
国土の西の果てである出雲にその宮居を築くことになりました。
ともかくも、伊勢参り。 確かにまた訪れたい神聖な場所でした。
ちなみに左側通行の「外宮」の写真です。