チビッコとの交流

七色のお気に入りの散歩道。

なぜにお気に入りかと言うと、





　「　だれも　あるいてないからでしゅ　」


この道で、人やワンコに会うことは９７％ない。







道の脇には、今まさにつつじが満開。

キレイだね～。と言うと、七色はツツジを試食した。　


今日のデザートは　つつじを食べたからいいとして、・・・・・いいのか？？

晩ご飯は何にしよっか～？？

と話ながら、歩く。





　「　ななタンは　あぶら　ギトギトの　ぶたどんが　いいでしゅ！　デザートは　あっさりバナナヨーグルトでしめましゅ。　」


　オーダー！　油ギトギトの豚丼！　　　　　ウィ　シェフ！


今日の晩ご飯は、豚の生姜焼きに決定したところで、


七色のお気に入りの公園へ向かう。



公園のベンチに腰掛けて、こーしーを飲んでいると、

向こうからチビッコ２名とヤングなママ達が歩いてきた。

このままでは、七色の前を横切ることになる・・・・・・　

チビッコ達は、７メートル手前で七色を見ながら、

「　やだよ～～、こわい～～　」　と叫ぶ。


・・・・・「　こっちだってやだよ。恐いし。　」　と隊長も言った。（　脳内で　）



ヤングな母達は、「　おっきいワンワンだね～。おとなしいワンちゃんだから、大丈夫だよ。ご挨拶してごらん。　」　と言う。


いえいえ。ご挨拶は、慎んでご遠慮申し上げたい。と隊長は言ったが、（　脳内で　）

それは全く伝わらず、

ヤングな母は、こう言った。

「　おとなしいワンちゃんですね。触ってもいいですか？？　」





　「　おとなしいワンワンではないでしゅが　さわっても　いいでしゅよ　」


と七色は了承したが、

人生には、上り坂、下り坂、まさか　があるので、

隊長はマズルを押えて、準備をした。


チビッコは、でっかいワンコに触れた自分の勇気と、達成感で、満面の笑みを浮かべた。　


為になったね～。為になったよぉ～。　←　もう中学生のリズムで。





　「　はあ。　チビッコのあいては　つかれまちた。　」



んだよね～。んだよね～。疲れたっちゃね～。　←　ラップのリズムで。


ラップに乗れない隊長も何だかとても疲れ、７歳老けた。　





今日会ったチビッコは、１～２歳ぐらいの子。奇声をあげて走りまわる子ではなかったので助かった。それでも、ちょっと頭を動かしたり、口を開けたりするだけでも恐がるかと思ったので、ピクリとも動くな！的な態度を、七色に要求しなくてはならず、とても疲れた。　
７歳老けた隊長に　励ましのワンパンチ　

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