笑う 七色 福来たる

盲導犬の訓練を終え、どうも犬となって帰ってきた七色。そんな七色と隊長のぐ~たらで楽しい訓練生活。 

お礼とお詫び

2011-07-24 | その他
皆さんから、驚くほどたくさんのコメントをいただき、

居ても立ってもいられなくなり、お礼とお詫びに出て参りました。

ちょっと長くなりますので、途中眠くなった方は、遠慮しないで寝て下さい。 


私がブログを始めたのは、今から4年前になります。

先住犬ジャハナのPWを始めるにあたって、パピーウォーカーの日誌をつける代わりに始めたのがきっかけでした。

毎日、面白くもそっけもない日記をつけ、

誰にも言わないで始めたので、( 私の方から友人や誰かにブログを見てとは決して言わないことにしています。今も。)

もちろん見に来てくれる人などいないし、写真を取り込んで更新するだけで、いっぱいいっぱいでした。

そんな時、全く知らない人からコメントが1件来ました。

ほんの一言でしたし、内容も覚えていませんが、遂にキタ~~! と叫んだことを覚えています。

・・・・・日本のどこかで見てくれている人がいるんだ。

それはとても嬉しいことでしたし、不思議な感覚でした。

今思うと、あんなクソ面白くもないボログにコメントをくれるなんて信じられないですが。(笑)

そんなクソ面白くもないボログ ← しつこい? でしたので、見に来てくれる人も増えることもなく、コメントもごくわずかでした。

当初は、PWの日誌としてのボログでしたが、

次第に、日誌だと話の内容が限定されてしまうので、つまらない。と思うようになり、

自分を出すことにしました。

そして、いつの間にか、PWの日誌は、自分とジャハナの日々を綴った、徒然日記となっていきました。

そしたら

どんどん楽しくなっていき、調子に乗ってぶっちゃけ、

いつの間にか自分を、隊長にまで昇進させてしまいました。 

それまで1件ぐらいしか来なかったコメントも徐々に増えていきました。

コメントが増えるにつれ、私のモチベーションはグングン上がっていき、

それと同時に、ずっと心の底にあった孤独感を忘れさせてくれました。


そうなんです。

私が今までボログを続けてこられたのは、コメントを下さった方達のお陰なのです。

コメントがなかったら、七色ボログはとっくにつぶされてました。 ← 誰に??


私は今まで、皆さんからのコメントによってどれほど励まされ、癒され、感動し、共感し、やる気をいただいたことでしょう。


七色ボログの、何より1番の自慢は、「 コメント力 」 だと思っています。 ← コメントカじゃなくて コメントりょく。ちからの方ね。

コメント欄が、いつの間にかコミュニティーになり、七色ボログよりもこっちの方が面白くNE? ってぐらい、楽しい場になりました。 


ブログをやっている方の中には、コメントは受け付けても返信はしない方もおられます。それを否定するつもりはありません。

お返事はいらないので、隊長もそうしたらどうですか?と言って下さる優しい方もおられます。

でも返信をしなければ、それを読んで私が笑ったことも、励まされたことも、いくら感謝していても思いは伝わりませんし、

七色ボログは、皆さんからのコメントも全部含めて成り立っているブログだと、私はずっと思ってきました。



震災の時も、今回のことでも、こんなにたくさんの方達から、こんなにたくさんの温かいメッセージを頂き、

何と言っていいかわからないほど、ヒデキ感激です。

本当にどうもありがとうございました。

震災の時に皆様から寄せられたたくさんの温かいコメントには、お一人お一人にお返事することができず、心苦しく思っておりました。

その反省も踏まえ、今回コメントを下さった皆様には、必ずお返事いたします。

いえいえ。負担になんて思ってないです。どうしても 「 ありがとう 」 の気持ちだけはお伝えしたいので。



七色ボログを温かく見守ってくださっている皆様、心から、ありがとうございます。 



れれボンも七色も元気にやっております。

再開まで どうかもうしばらくお待ちくださいね。



突然のお知らせ

2011-07-22 | その他
七色ボログ読者の皆様におかれましては、

れれボンが帰ってきてから、益々の温かい応援をいただき、心から感謝しております。 



隊長は、今までやるべきことを先延ばしにしてきたツケが回ってきてまして、

皆様から温かいコメントを頂いておりながら、お返事が遅くなったり、

メールやお手紙を頂いても、お返事もままならず、大変申し訳なく思っておりました。

そういうことすら満足にできていないのに、

ボログ更新を優先するのは違うのじゃないかと思いながら、

ズルズルと今日まできてしまいました。 


それで、

この際、七色ボログをお休みしようと思った次第です。 

いえいえ。決して辞めるつもりはありません。あくまでお休みです。

こんなボログですが、毎日楽しみにして訪問して下さっている方も、いらっさるかと思います。

大変申し訳ないです。全ては隊長の不徳の致すところでございます。


でも、これを機に、

そのうち、新しいボログを立ち上げたいと思っておりますので、

今まで通り、れれななに会いに来ていただけたら嬉しいです。




                れれ 「 果報は寝て待て だべさ 」


 「 まてば なないろの ひよりあり でしゅよ 」 





いつもすみません。 このランキングも、今後も続けていくべきかどうか迷っているところですが、よろしかったら、押していただけたら嬉しいです。

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忘れもの

2011-07-18 | れれボン
れれなな2頭引きは、なながリードし、れれを引っ張る。という形がすっかり定着した。


そんな時、事件は起こった。

事件なので、写真を撮る余裕があるはずもないので、

 ここからはイメージ写真で想像を膨らませてほしい。





「 おじいさん、もっとはやく あるいて くだしゃい 」


こんな感じで散歩していた時、

突然、道路の真ん中で、七色がウンPをしたいと言いだした。

ちょっと待て~い! ここではダメ! と言いながら、引っ張って、

100m先の駐車場まで行った。

そして、ワンツーと言おうとした時、


 え??


えええ~~~!?? 


れれボンがいない! 


忘れてきたぁ~~!! 



慌てて、今来た道を戻る。 


そしたら、置いていかれた地点で、置いていかれたままの態勢で、

・・・・・れれボンは立っていた。 


 こんなカンジで。



れれ 「 おら ここにいるべさ・・・・ 」 




ごめ~ん。れれボン。 

今すぐ行くからそこで待ってて~!

ところが、

れれボンのすぐ後ろからキャバが来ていた。( 注 ; ここで言うキャバとはキャバ嬢のことではなく、キャバリアのことね )


「 お願い。無視して。」  私はその飼い主さんに祈るように言った。・・・・・ 脳内で。


そして、

「 レオン ウエイト!! 」 隊長は大声でれれボンに号令をかけた。 ← こういう時は本名で呼ぶ。




れれ 「 ウエイトとは、なんだべか? 」 



 ・・・・・・ れれボンは日常から動くことがあまりないので、ウエイトを忘れていても不思議はなかった。


そのキャバが、れれボンが大人しい草食系老犬だとわかると、れれボンの匂いを嗅ぎ出した。


それを見た七色、7m先から大興奮して、ジャンピング! 

その為、れれボンの元になかなか近づけない。

下手に近づいて、高齢者がヨロヨロ道路を渡ってそこに車が来て轢かれたりしたらどうすんの~! 


「 NO!! 」 ジャンピングが止まらない七色に怒鳴る隊長。 

その怒りに恐怖を感じたのか、キャバの飼い主さんが、

れれボンのリードを持って、引き渡してくれた。


これでどうにか一件落着となった。 



 「 さあ、おじいさん、しっかりななタンにつかまってくだしゃい 」


           れれ 「 心は見えないけど、心遣いは見える。思いは見えないけど 思いやりは見える。べさ 」 ← ACのCMを知らないヤングは・・・・・・ いないべさね。  




なぜにこんなことになったかといえば、

そもそも七色が、道路の真ん中で急にウンPをしょうとしたことが原因。


でも結局、




 「 ななタンの ウンPは ひっこんでしまったのでしゅ 」



結論!




れれ 「 ウンPと忘れ物には注意するべさ! 」








忘れたのが、七色の方だったら、どんなことになったか・・・・・恐ろしいので考えるのはやめましょう! 
忘れ物が多い隊長。いくらなんでも、れれボンまで忘れるとは・・・・・
そんな抜け作抜け子の隊長にワンパンチ 

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なぬこれ珍百景!?

2011-07-16 | れれボン
今日は2犬を連れて隊長の病院へ GOひろみ!


熱射病にならないように、エアコンをつけたまま、

車の中で待ってもらった。


待ってる間に、口寂しいでしょうから、これでも食べててねと、

おやつを3粒ずつ、置いた。




 「 ごっつあんでしゅ 」       れれ 「 かたじけないべさ 」


いやいや。こんな少しで申し訳ないね。と言って、トランクを閉めた。



それから1時間半。

車の中のエアコンが故障して止まって、車内の温度が70℃になってたらどうしよう・・・・と心配で車の様子を見に行った。 


そしたら・・・・・

トランクを開けると、涼しい車内の中からバタバタと尻尾を振った2犬がいた。

あ~。良かったと安心したところで、

え??  

えええ~~~!!?

信じられない光景がそこにあった。




おやつを食べてないぃぃぃ~~~!!




 「 だって たいちょうは おっけーっていってないでしゅよ 」


                れれ 「 我慢大会かと思ったべさ 」 



確かに・・・・・ ウエイトをかけたままトランクを閉め、いつもは助手席からバッグを取る時、OKと言うんだけど、今日はOKを言い忘れてた。


だからって・・・・・ 2犬共食べてないなんて・・・・・・そんないい子でどうすんの。あんた達。 


目の前におやつがあっても、OKと言われてないから食べない 食いしん坊ラブ2犬のこの光景。

ナヌコレ珍百景に登録なるか!? 






 「 ちんひゃっけい とうろく けってい  」


とここまでは、良い子の七色ちゃんだったが、

おしっこをさせようと、公園に足を踏み入れて、リードを長く持ち替えた途端、

ぶっ飛んでぐるぐる回ろうとしたので、



こうなった。



 「 いぬがジャングルジムで はんせいする このこうけい。ナナコレちんひゃっけいに とうろくなるか!? 」



なるかっ!! 



今日も暑い暑い 七色地方。 


れれボンは、暑さにも負けず




れれ 「 水をがぶがぶ飲むのが 熱中症予防だべさ 」



このじいさん、かなりの 酒豪 水豪で、朝から晩までグビグビ一気飲みしてまっせ。 




こちらのヤングは、こう見えて飲まないので、

熱さまシートで、冷やす。



 「 あたまを ひやして でなおしましゅ 」







暑い毎日が続いておりますが、皆様におかれましては、暑くてかったるいから、夕飯は冷ややっことスーパーのお惣菜に、漬物、生野菜とレンジでチンしたブロッコリーを添えた夕飯で済ませていることと思います。・・・・・あ それ私だ。 
皆様もどうぞご自愛ください。

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記憶の片隅

2011-07-13 | れれボン
れれボンが家に帰ってきた翌朝のことだった。

午前4時半ごろだったと思う。

突然、和室の扉を鼻で開けて、尻尾を振って、鼻息をビュシュピシュさせながら れれボンが入ってきた。 

 

パピーの頃と同じ、元気なれれボンがそこに居た。

ええ??、もしかしてれれボンは、この家に居たことを覚えてた!? それとも記憶が蘇った!? とこの時は、それでもまだ半信半疑だった。


でも、

決定的だったのは、

何気なく、娘の名前を呼んだ時のこと。

れれボンが、娘の方を見た。 




 こんなカンジで。


え?? 

もう1度呼んでみた。

れれボンは、娘を見て、尻尾を振った。 





 こんなカンジで。



「 じゃあ、ママはどの人!? 」 と聞いてみると、

れれボンは、私の方を見て尻尾を振った。その顔は、パピーの頃のあのれれボンだった。 



「 おら ちゃんと覚えているべさ 」 そう言ってれれボンはほほ笑んでいた。・・・・・ように見えた。 



でも、

9年ぶりに家に帰ってきた れれボンの姿は、

痩せこけ、後ろ脚がヨレヨレで、

いつもヨダレを垂らしていた。




れれ 「 勝手に口から出てくるべさ 」


いつもれれボンの周りはヨダレやら尿漏れやらでぬれていた。



パピーの頃と、毛の色も質も変わってしまっていたれれボン。

骨ばった体をそっとなでるようにブラッシングした。




 「 むだげが こんなにとれまちた! 」


1回分で、ごみ箱1杯分の毛が取れたが、

薄毛なのに、こんなに取って禿げたらどうしようかと心配になった。




散歩に行くと、急に途中で止まったかと思うと、突然ウンPをした。 



れれボン 「 ここで させてもらうべさ 」 


もはやれれボンに、ワンツー( ← ワンツーワンツーの言葉掛けで、おしっこやウンPをする ) という文字はなかった。




でも、パピーの頃から変わってないのは、

頭の上にできるシワ。



れれボン 「 おらのトレードマークは シワだべさ 」 



そして、れれボンは、玄関の場所も覚えていた。

パピーの頃は、外から帰ったら、玄関で脚を拭いていたので、

必ず玄関の方に行こうとした。




七色は、庭を通って、サンルームの足洗い場に行こうとする。

でもれれボンは、いつも玄関に入ろうとした。

玄関を入って廊下のつきあたりに台所があって、台所の隣のユーティリテーィーにドッグフードが置いてあることも覚えていたようだった。




玄関に入ると、



れれボン 「 ここがこの家の入口だべさ 」 


と妙に納得したような顔をした。




れれボンは、パピーの頃から

シットをすると、内股になった。




フローリングや滑る床で、「 シット! 」 と言うと、後ろ脚がどんどん開いていってしまうのだった。





← れれボン            七色 →




後ろ脚の筋力が弱くなってしまった今では、

もはやれれボンに、「 シット 」 という文字はなかった。



 「 れれボンの にがてきょうかは シットでしゅ 」  
                  れれ 「 3秒しか持たないべさ 」 



初めの頃は、お互いのケージに入ったりして、

探り合っていた2犬。 

特に七色は、どこまでれれボンが許してくれるのかを試しているかのようだった。

  



 「 おじいさん、もっとおくに つめてくだしゃい 」


何をしても仕返ししてこないし、走ったり、何かを持ってきて遊んだりもしない そんなれれボンを七色は不思議に思っていた。







れれボンが、この家で育ったことを覚えているかどうか、人はよくそれを気にするけれど、

私は期待はしていなかったし、それは大きな問題ではかった。

家に七色が居ること自体、あの頃と全く環境が変わっているわけだし、期待してはいけないと思っていた。




でも、れれボンは確かに、覚えていた。

たった1年一緒に居ただけなのに、覚えていてくれていた。


そして、自分が先住犬だったと主張することもなく、七色のことも受け入れてくれている。

 


              なな 「 おじいさんのろうごは ななタンに おまかせくだしゃい 」
れれ 「 ブッシュ。年寄りの鼻水だべさ 」 
    ↑ 「 年寄りの冷や水 」 のリズムで




娘が社会人になってから、朝の散歩が5時半頃になった。七色は、娘が 「 散歩に行くよ~! 」 と呼んでも、まるで低血圧の女子のように、かったるいオーラを出しまくりだった。ところが、れれボンが来てからそれが劇的に変わった。
れれボンは、娘が起きると、尻尾をブルンブルン振って鼻水をブシュビシュと出して「 朝だべさ~。ねえタン おはようだべさ~今日も元気で嬉しいべさ~! 」 と朝の喜びを体いっぱいで表現する。それに負けじと七色はスリッパをくわえて、ハイテンションでやってくるようになった。 ← 家ではこれを 「 朝れれ効果 」 と呼ぶ。

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