笑う 七色 福来たる

盲導犬の訓練を終え、どうも犬となって帰ってきた七色。そんな七色と隊長のぐ~たらで楽しい訓練生活。 

モテ期到来!?

2010-06-15 | 七色の日常
ドッグランを外から眺めていたら、

それまで遊んでた小型犬ちゃん達が、

七色の姿を見るなり 1犬去り、2犬去り、

引き潮のように去っていき、 





そして誰もいなくなった・・・・・・




唯一残った1犬は、 46㎏の横綱級の黒ラブちゃん。





その横綱にも大声で吠えられ、

フェンス越しに2犬の間に冷たい空気が流れる。





 「 どうして ななタンは いつも きらわれるのでしゅか 」



理由は明白だっちゃ。 

1) 相手が近づいてきても目をそらさず ぶっ飛ぶ。

2) 鼻を近づけ挨拶した後、ぶっ飛んで相手の意表を突く。

3) お尻の臭いを嗅がれた後、ぶっ飛ぶ。

以上。ぶっ飛ぶことが、嫌われる最大の要因。




この後、

20日に1度の恒例のみそぎ。




 「 いやなことは あらいながしましゅ。」


そうそう。嫌なことも臭い体も、全部洗い流して、

新しい自分へ生まれかわるのだ。それがいいのだ! ← バカボンのパパ風に。




 「 くびを あらって まってるでしゅ。 」



・・・・・・恐~な。おい。 




 「 かおをあらって でなおしましゅ。  」




はい。スッキリ。 




 「 あたらしい ななタンに うまれかわりまちた。  」




洗い終わるまでの30分。

その様子を飽きもせずに、外からずっ~と見ていた男の子がいた。 





 「 ななタンの はだかは そんなに みりょくてきでしゅか?? 」



この男の子。ホントに七色の魅力に取りつかれたらしく、

この後も、ずっと追っかけてきた。・・・・・人はそれをストーカーと呼ぶ。



歯ブラシ売り場で、停車している時、


一緒に来ていたおばあちゃんらしい人が、男の子にこう言った。

 「 そんなに好きなら、触らせてもらえばいいでしょう。 」 





 「 そんなに ななタンの ことが すきでしゅか?? 」



嫌われ者の七色を好きだと言ってくれるのは、黒ラブクータぐらいしかいなかったのに、

七色の虜になった男が、また1人。 

遂に七色にも モテ期到来か!? 


恥ずかしがって、モジモジする男の子。

代わりにおばあちゃんが、七色の頭を触ってこう言った。

 「 ほら。触っても大丈夫だから、早く触りなさいよ。 」 

おばあちゃんは、1時間も七色のストーカーをしている男の子に付き合わされ、イライラしている様子だった。 



そんな おばあちゃんに七色は笑顔でこう言った。



 「 たんきは そんき。いしいは カールスモーキーでしゅよ。 」


カールスモーキー石井を知らないヤングは、お母さんに聞いてみよう!






頭皮が親子丼臭、マズルが納豆臭だった七色が、ハーブの香りになった。・・・・2日しかもたないけど。
ペットショップには、小さくてかわいいワンコがたくさんいるにもかかわらず、なぜか七色にハマってしまった男の子。推定3歳。
ヤングな男を虜にしてしまった七色に、ワンパンチ  


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