笑う 七色 福来たる

盲導犬の訓練を終え、どうも犬となって帰ってきた七色。そんな七色と隊長のぐ~たらで楽しい訓練生活。 

七色似のおばあちゃん

2010-06-10 | 七色の日常
今日は、家の近所の 7のつくコンビニまで散歩に行った。


あえてステイとかダウンとかのコマンドを出さず、

「 ちょっとだけ待っててね。」 と言って、ここにつないでおいた。



 「 ちょっとだけとは なんびょうぐらいでしゅか?? 」



七色にとっての、ちょっとは 7秒以内らしい。


ちょっとしてから、( 3分以内 )

お店から出ると、

顔の向きこそ ちょっとズレてはいたが、

何と、つながれた時のままの態勢で立っていた。 





 「 マネキンはうごくわけには いかないのでしゅ 」



・・・・・・マネキンなのか??



隊長の顔を確認すると、やっとホッとした表情を浮かべ、3歩動いた。




 「 よかった。ななタン やっと いきが できましゅ 」



・・・・・息とめてたんかい


ってぐらい緊張するらしい。( 隊長式リーディングによる )



話は変って、

ウチの娘は今、デイサービスセンターに実習に行っている。


その娘が、七色に向かってこう言った。

「 デイサービスにね、ななタンにそっくりな おばあちゃんが来るんだよ~ 」





 「 この かお でしゅか?? 」



 ・・・・・・犬に似てるなんて全く失礼な話である。
 

確かに、七色は、天使のようなカワイイ顔をしているけれど、 ← 親ばか

雑種界の松嶋菜々子と呼ばれてはいるけれど、 ← 誰が??


いくら何でも、犬は犬だし。


娘が言うには、あくまでも娘が言うには、

この顔で、 こう言うらしい。




 「 さいきん めも みみも とおくなってさ~ 」



ワタスもこんなカワイイおばあちゃんになりたいものである。





七色をつないで、不安そうな顔を見た時、先日読んだハイジの本のシーズーの話を思い出した。年老いたシーズーは、動物病院の前に捨てられていた。病院のゲージの中で幽霊のように無表情で1日中壁を見つめ、心を閉ざしていた。病院のスタッフはシーズーに優しく接しているのに受け入れない。それはなぜかというと、大好きな人に再び捨てられるのは絶対に嫌だとい感情。人間と仲良くなって再び悲しむよりも、このまま死んでしまいたい。と思っていたから。人間に裏切られた犬の心の傷は深い。
何だか最後にどっと暗くなってしまったけど、犬にとっての最高の報酬は、人間の愛情だと隊長は思うのであります。
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