笑う 七色 福来たる

盲導犬の訓練を終え、どうも犬となって帰ってきた七色。そんな七色と隊長のぐ~たらで楽しい訓練生活。 

ななクマ

2010-04-21 | 七色の日常


 「 やっほっほ~ 」


ほ が1回多いけど、

ほ を多めに叫びたくなるぐらい広い公園へ行った。

ここ数日、頭痛で元気とやる気が出なかった隊長。

ナポリンを飲むよりも、ウチのななぽりんと

酸素を吸いに、森林の中を歩くことにした。 






 「 やまで ななタンに あったら しんだフリをしてくだしゃい 」


・・・・・・クマかッ 


狭い山道で人の姿が見えると、七色アンテナがピリピリ警戒モードになる。



「 こんにちは 」 とお互いに挨拶をかわすと・・・・・七色ピリピリ警戒モードは  → 危険感知のスイッチが入る。


どんだけの危険を感じたかと言うと、



 「 こわいひとに ゆうかいされて、ふねにのせられて たべられてしまうでしゅ  」


・・・・・・ 七色の猜疑心は海よりも深い・・・・・





公園には お子ちゃま達がたくさんいた。

歩き始めて1年以内の 勇気あるお子ちゃまが、

「 ワンワン! 」 と指をさしながら七色に近づいてくる。 

その子のママは、半径2メートル以内には近づけないように抑えながら、

「 おおきいワンワンだね~ 」 と顔で笑って内心では怯え、いつ襲ってくるかわからないクマのような犬を 警戒しながら見つめる。

でももし クマのような犬の飼い主さんが、

「 どうぞ触っても大丈夫ですよ 」 と言ってくれて安全が保証されるのなら、

我が子の素直な感情や情緒を育むために、こんな大きな動物とも触れ合う機会を持たせてあげたい。 

と思っているに違いない。・・・・・・そうなのか??


でも、クマのような犬の飼い主は、「 触っても大丈夫ですよ。」 とは決して言わなかった。


そんなクマのような犬 ( 以降ななクマと呼ぶ )の周りに、

勇気あるお子ちゃまが、また1人、2人と集まってきた。

これはマズイ。

ななクマと隊長は、逃げるように公園から撤退し、



車のトランクに座り、缶コーシーをすすり、やっとホットしたのであった。




 「 やっほっほ~ 」




それで隊長、頭痛はどうなったんですか??って??・・・・頭痛は首コリだってことがわかったの。 酸素は、効果なかったみたい  
そんな隊長とクマのような犬 = ななクマ にワンパンチ 


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