るす番犬クータ

今朝、近所に住む友人から電話があった。

テレビをつけっぱなしで出てきてしまったので、

家に入って、電源を切って欲しいと。いうことだった。


七色を連れて、いざ出動！



　「　おこまりごとは　ななタンじむしょ　　１９４　７７１６　いくよなないろまで。　じんそくに　たいおうしましゅ　」　　　　



玄関を開けると、そこにいたのは黒ラブ　クータ。



「　ななタンが家に来てくれるなんて夢みたいだ　　」　　　



突然の訪問に、クータは大喜び。



「　アイ　ラブ　ななタン　　　」　　　



　「　ななタンは　ぜんぜんタイプじゃないでしゅ　」　・・・・・タイプなんてないだろ。　　




ここでクータに、手土産のササミを差し入れ、

今日ここに来た理由を説明して家に上がらせてもらう旨を話した。




「　隊長どうぞ。ゆっくりして行って下さい。　」　　　



じゃあ、オジャマするね。　



「　ななタンは　ここでボクと　匂いを嗅ぎ合おうよ！　」　　　



　「　ななタン　そんなことしてるヒマはないでしゅ　」　・・・・・・あるだろ。　　



家にあがる気満々で、足を拭いてもらうのを待つ七色。




もう役目は終わったから、帰るよ。と言うと、



　「　せっかくきたのでリビングでササミを　つまみながら　おちゃをのみたいでしゅ　」　　　


七色の分のササミも　お茶もないよ。

水でも飲む？？　と聞くと、




　「　ななタンのやくめは　おわったので　かえりましゅ　」　　



・・・・・・役目があったのか？？

　

クータは１日中、ずっとここでお留守番している。暖かくなったら、ウッドデッキに移転するそうだ。どっちにしても１日は長い。何かあったら、隊長が来てあげるから遠慮しないで何でも言うんだよ。とクータに言って帰ってきた。
クータは泥棒が入ってきても喜ぶと思うので、番犬にはならないが、立派な　るす番犬だ。
そんなるす番犬　クータに　ワンパンチ　

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いちごタルト！？

お店の前で、メニューを見ていると、店員さんが出てきて

限定ランチはまだ残ってますよ。

ワンちゃんもご一緒に大丈夫ですので。と言われた。　




　「　あの・・・ワンちゃん　じゃなくて　ななタンでしゅが　だいじょうぶでしゅか？？　」



　・・・・・・ワンちゃんでも、ネコちゃんでも、ななちゃんでも、みみちゃんでも大丈夫。



だって　外　だもん　




　「　ななタン　この　せきにしましゅ。　」


誰よりも早く七色が着席。



昨日はお天気が良かったので、

友人達と、外でランチすることになった。

天気はいいが、強風が吹いていたので、七色は車に待機させようかとも思ったが、




　「　おしょくじちゅうは　ぜったいに　おオジャマはしないので　おそばにおいてくだしゃい　」


と言うので、そばに置くことにした。



本日のランチはイタリア～ン　
　


１０種の前菜。

ホントに１０種類あるか数えているうちに、





パスタが運ばれてきてしまい、

前菜は後菜になった・・・・

わんこそばでもあるまいし・・・・・ゆっくり食わせろよ。と思っていたらば、





　「　ワンコなら１７びょうで　かんしょく　でしゅよ　」


と、ワンコ食いを推奨するようなことを言った。



後菜を食べている時、

噛み切れなかった鴨肉を、口から出し、七色に食べさせたことは、ここだけの話にしてほしい。　　　


風で飛んだナプキンとゴミを、七色に拾いに行かせ、

立つ犬　跡を濁さなかった　ことに免じて、なかったことにして欲しい。　




こうして幸運にも　（　隊長が噛み切れなかった　）鴨肉を　初めて食べることができた七色。




　「　つぎは　デザートでしゅね　」




ってことでデザートは、にんじんハウスで食べることにした。　



七色のデザートは、コレ　　いちごのタルト　



　「　ななタン　かんげきでしゅ　」



・・・・・実はこの　いちごタルトは　


キャンドルだったのです・・・・・・　





いちごのタルトが燃えている間、




　「　ななタンの　いちごタルトは　まだでしゅか？？　」



待ち続ける七色だった・・・・・・チーン　




いちごタルトのキャンドルは、フルーティーな香りが漂いました。
キャンドルが燃え尽きるまで、おしゃべりは尽きることはありませんでした。
食べてしゃべって笑っていたら、頭痛もどっかに吹っ飛んでいきました。
溶けていく　いちごタルトを待ち続けた七色に　ワンパンチ　

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