笑う 七色 福来たる

盲導犬の訓練を終え、どうも犬となって帰ってきた七色。そんな七色と隊長のぐ~たらで楽しい訓練生活。 

小公女なな  第1話

2010-01-25 | 劇団 ひまなな
田舎のプリンセス ななは、学校の寄宿舎で生活していました。

ところが、都会に行ったお父さんが急死してしまい、

一転、貧乏な孤児になってしまったのです。 



 「 おらは こどくなしょうじょ ずら。 おとうしゃん。どうして しんでしまったずら・・・・  」



なな。園長先生がお呼びですよ。




 「 ケチでいじわるな えんちょうせんせい、なにか おらに ごようだべか?? 」



・・・・・園長先生の詳しい説明ありがとう。





「 お前には今日から働いてもらうよ。 嫌なら 今すぐここを出て行くんだ。 」




こうしてプリンセスななは、仕事を探しにハローワークに行ったのです。




 履歴書の写真



 「 おらに しごとをください ずら 」



可哀そうに思ったハローワークの職員は、ななに、ある人を紹介しました。

職をあっせんしてこの道37年。 人呼んで、ハローワークの鬼やんば。





 「 あんた、どんなしごとが したいんだい?? 」





 「 おらは あこがれの マッチうりの しょうじょに なりたいずら 」


そう言って、マッチを頭に乗せました。

ななは、原価タダの もらい物のマッチを売ろうと考えたのです。






 「 あんた、バカかい。今時、マッチなんていうのは、近藤マッチぐらいなんだよッ。 」



叱られたななは、次の手を考えました。




 「 ライターうりのしょうじょ は どうだべか??  」


と言って、ライターを頭に乗せました。

これまた原価タダの もらい物のライターを売ろうと考えたのです。



マッチがダメならライター。 そんなマッチがダメなら、少年隊で。みたいな安易な考えに、この道37年のハローワークの鬼やんばは、激怒しました。 



 「 あんた。やる気がないなら、もう帰りな。私はあんたに付き合ってるほどヒマじゃないんだよ。他あたっておくれ。 」



ななは、鬼やんばの怒りに触れ、覚悟を決めました。 

そして・・・・・





 「 あたまを まるめて でなおしずら。 どうかおらに しごとをあっせん してくだしゃいぞなもし。」


・・・・・・丸めたのか?? 






 「 こりゃ まいったな。 」 


・・・・・・これで参るのか??


そして、この道一筋37年、ハローワークの鬼やんばは、ななにどんな仕事をあっせんしたのでしょうか??


この続きは、また明日。 



劇団ひまなな 新春公演 小公女なな 
第2話も見にくる人は、チケットはここで! 

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