笑う 七色 福来たる

盲導犬の訓練を終え、どうも犬となって帰ってきた七色。そんな七色と隊長のぐ~たらで楽しい訓練生活。 

苦手なこと

2010-01-08 | 七色の日常
神経質で臆病な七色は、1犬で待たされるのが とにかく苦手。

バックする時のピーピーという音が聞こえると、

七色も同じように、



 「 ピー ピー  」

と啼く。



駐車をして、ブレーキを踏むと、



 「 ピー ピー ななタンを おいていかないでくだしゃい 」

と啼く。


可哀そうだけど、マンソンに行く時はいつも駐車場の車の中でずっと↑こんな風に待たせていた。・・・・・・昨日までは。


マンソンの階下からは、毎日夜中まで小型犬2匹のキャンキャンという甲高い啼き声が聞こえてくるという。


いくら吠えても躾ができてなくても、小型犬は許されるのに、ただ大きいというだけで、大型犬は拒否される不条理。

大型犬の飼い主なら、誰もが1度はつきあたる壁。

確かに、

大型犬は体が大きい分、危険が伴うのは事実なので、小型犬よりも厳しい躾が要求されるのは当然のこと。

だけど、

どうか頭ごなしに大型犬だからダメ。ではなく門戸を少しだけでも開けて欲しい。

そうしないと、日本の大型犬の未来はなくなる。 




ウチの大型犬は、

スーパーのペットパークにつながれるのも大の苦手。



 「 ななタンは すてられるのでしゅか?? 」


と いかにも悲しい顔をする。 

 捨てるなんて、犬聞きの悪いこと言わないで。すぐに戻ってくるから。



隊長の姿が見えなくなると、

警戒心ピリピリで、



 「 どうかだれも ななタンに きづきましぇんように・・・・ 」


と、白い格子の中に同化するように身をひそめながらも、

怪しい人がいないか、常に七色アンテナをピリピリ作動させている。




隊長が戻ると、



 「 ななタンをおいて どこでなにをしてたでしゅか 」


と文句をたれた。 




 文句は、こう言ってました。「 フンだらかんだらピーでゴーゴロゴロ 」 ( 訳は  上記の通り )
 さっき Wiiスポーツでリモコンを振り回して遊んでたら、七色はそれにキレ、「 オン! 」 と一声吠えました。久しぶりにドスのきいた声を聞きました。勿論、吠えは許さない隊長は叱りましたとも。 予測のつかない人の動きも七色は苦手なので、それでパニックになり吠えたのです。ウチの大型犬は、まだまだ躾が必要なようです。
そんな大型犬七色に、 ワンパンチ一発。

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いざ出陣!

2010-01-08 | 七色の日常
皆さんは覚えておいでだろうか。

隊長家のセカンドハウス = マンソンのことを。

このマンソンは、犬は3匹まで飼うことが許可されている。

が、犬の体重は10㎏までと決められている。

3匹 × 10㎏ = 30㎏ が良いのなら、

1匹 × 30㎏ = 30㎏ を許可してもらえないかと、お願いしてみたが、

大型犬はダメだと言われた。






 「 ななタンは 27.5キロでしゅが どうしてもダメでしゅか?? 」



このマンソンに七色を連れてくることが、かねてからの隊長の懸案となっていた。

いよいよ本日、決行の時がきた!

七色! いざ出陣だ! 





 「 ななタンは ワンもいわないし、わるいことはしないので どうかいれてくだしゃい 」


吠えません。玄関も通りません。エレベーターも乗りません。非常階段を上って誰にも会わないようにします。

と言うこんな健気でカワイイ子を、でっかいからという理由で、帰れ! なんて言える人がいるだろうか??・・・・・・いやいまい。  


ってことで、

裏口から入って、非常階段を上って 上って 上った・・・・・


あともう少し。「 自分頑張れ!」  と思ったその時、


お掃除業者の人に出くわしてしまった・・・・・・オーマイガー 


その人は、隊長と七色を見て、かなり驚いた。 

なんでここに大型犬が?? と驚いたのかと思いきや、

「 ええ~~!? かわいい~。ここまで上ってきたんですか~?? 」 と言った。 


ゼイゼイ息を切らしながら、「 は・・はい。これを連れてきたので、階段できました。」 と答えた。





 「 これのななタン でしゅ  」



そんなこんなで、どうにかマンソン登頂に成功! 

非常階段のドアの隙間から、廊下に誰もいないことを確認して、

部屋まで、ダッシュダッシュで ダルビッシュ。  


玄関で、靴を履かせて、

遂に、忍者走りの練習を生かす時がきた。 





 「 ななタン ついに 4あしを ふみいれまちた 」



忍者は、ヒタヒタ・・・ペタペタと、静かな足音で、

部屋の匂いを嗅いで歩いた。

走りまわることもなく、忍者はそれで納得したようだった。


パンをテーブルに出すと、



 「 ななタンも せきに つきまちた 」


と、テーブルの上にあごを乗せた。


忍者は、おやつに豚耳スライスをもらうと、それで満足し、

初めて来た場所なのに、靴を履いたまま、珍しく深い眠りについた。




 「  クゴー  」


いい夢みろよ~   ← 柳沢 慎吾のリズムで。




ところで

今日は七草がゆの日。 

家に帰ってから、七草がゆを作った。




  ↑ 七色がゆ



七草がゆを食べて、今年1年、無病で暮らせることを願いました。
七つながりの、七草がゆは、はずせないでしょう!と、初めて作ってみました。炊飯器のおかゆモードも初めて使ってみました。
七色の、どきどきマンソン出陣! にどうか温かいパンチを! 

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