笑う 七色 福来たる

盲導犬の訓練を終え、どうも犬となって帰ってきた七色。そんな七色と隊長のぐ~たらで楽しい訓練生活。 

小公女なな 最終章

2010-01-29 | 劇団 ひまなな
今日、ここから読んだ人は、1話から順番に読んでみよう!





ケチで意地悪な園長は激怒し、ななに こう告げました。




「 なな! お前は この学園から退学処分とする。 」



遂に ななは学園から追放されることになってしまったのです。 





 「 そんな・・・・・おら ここをおいだされたら いくところが ないずら  」



ななは、貧乏で孤独な少女でした。  


希望を失いかけていた時、



なな、あなたに お客様がお見えですよ。 ← 寮のおばさんの声




 「 ・・・・・びんぼうで こどくな おらに なにかごようずら??  」





お客さんは、年老いたアヒルでした。




「 私は、鴨保存会の会長でございます。この度は、ウチの名誉会員の鴨が、なな様に大変お世話になりまして、お礼に参った次第です。 」



鴨保存会の会長が、伝説の鴨と一緒に、

命の恩犬ななに、お礼にやってきたのでした。





 「 伝説の鴨は、国王から天然記念物に指定してもらっておりましてな、今回の件では国王がいたく感激されまして、なな様にプリンセスの称号を授与することになったのじゃよ。 」



そう言うと、代々王家に伝わる秘宝の入った箱を ななに渡しました。




 「 それから これはほんのお礼でしてな。いえ。ほんの7億円ほどですがな。 」






それを傍らで聞いていた園長は、

7億円と聞いた瞬間、驚きのあまり、老眼鏡がズレました。・・・・・老眼鏡だったのか??




「 ななななな・・・おく・・・・ 」




こうして、貧乏で孤独だった ななは、

億万長者のプリンセスとなったのです! 




 「 こんぬつわんこ おら プリンセスぞなもし 」





ところが ななは、

何のためらいもなく、頂いた秘宝( 7億円相当 ) を学園に寄付したのです。

そして、ケチで意地悪な園長にこう言いました。





 「 ケチでいじわるなえんちょうせんせい、これを びんぼうで がっこうにいけないこどもたちのために つかってほしいずら 」





それを聞いた、ケチで意地悪な園長は、大粒の涙を流し、

これまでの愚かだった自分を反省しました。





「 おおおお・・・・← 嗚咽  こんな私を許してくれるのだね。 なな、あなたはこの学園の誇り。そして真のプリンセスだよ。 」





そんな園長に、小公女ななは 決めゼリフで締めくくりました。 





 「  おんなのこは だれでもプリンセスずら   」



そして、これまで通りの普通の学校生活に戻っていきました。






       ~~  そして 1年後  ~~



ななは髪が伸び、またおさげにしてイモっぽい・・・・あ ちが  素朴な女の子に成長しておりました。




 「 どん~と がんばるぞなもしぃ~! 」

 

ななはこれからも、自分らしい生き方で、ゴールを目指してまっすぐに走って行くことでしょう。


めでたし。めでたし。 




             ~  おしまい ~




キャスト


小公女 なな               七色

ケチで意地悪な園長先生          七色

ハローワークの鬼やんば          七色

鴨保存会 会長              七色

伝説の鴨                 友情出演



スタッフ

  
ヘアメイク提供          シルクママ

衣装提供             カレンママ


                         (敬称略)

脚本・監修   劇団ひまなな





皆さん、最後まで 「 小公女なな 」 をご覧いただき、ありがとうございました。
(隊長の記憶が確かなら) 1年ぶりに劇団ひまななを再開することができました。
これもひとえに、皆さんの応援のお陰です。 
いつかまた、皆様の前で公演できるその日まで、さいなら さいなら さいなら 
 
劇団ひまななへの応援は、 こちらで受け付けております。 

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