只の道…淡々と歩く

無いものを在るとする…ゆくゆくは苦悩となる
無いものは無いのです。

“今この瞬間”の中に居ることが何も問題が起こりません。

2017-07-20 09:18:42 | 日記

「悪いことが起こらないように…」と来るのは願望ですね。

なぜこの様に願望をもつのでしょうか?

それはいつも不安や心配があるからです。

それを持っているのが「思考自我」ですから、非常に
ややこしくなるのです。(笑)

そして「善くしよう、善くしなければ・・」と
「強迫観念」を更に持ち出すのです。

しかし残念ながら善くはなりませんから、自分に成りきっている
「思考自我」は「強迫観念」で苦悩を抱え込むのです。

つまり、幻想で「思考自我」という幻想は、一人芝居を
永遠に飽きもせずに行っているのです。

このことをお釈迦様は「人生は苦なり」と仰っています。

悪いことを排除し、善い事を呼び込むことなど本来に無い
のですから、在るとする「善悪の観念」を忘れ去ることですね。

ですから「あ~、そうだったのか!」と理解すれば、
開放へ向かう“実践”へと繋がっていくのです。

今、目の前が事実で他の思いは事実にはありませんから、
事実に無いものは“無い”というのが真実です。

よく事実を見極めて、幻想の中に入らないよう細心の
注意が必要です。

頭脳は必要な時は使い、いつもは“”ですから無用と
いうことです。

頭の中で勝手に妄想する「思考癖」を消し去るのが、
弛まぬ“只なる実践”の持続です。