おわかりになっているとは存じますが「記憶」は幻想です。
ですから、私と言っているのは思考の成せる技であって
「記憶」であり幻想です。
これを思考で理解しようとしても無理ですね。
簡単に言うと、理解しようとするのが「思考自我」で、
存在しない「記憶」であり幻想だからです。
幻想世界はまったく可笑しなところで、「記憶」により
問題が起きてくるようになっているのです。
現実世界では、必要なときに「記憶」を使い、
普段はまったく必要ありませんので忘れ去って
置けばいいのです。
こんな簡単なことですが、これをコントロール出来ないから
悩みとなってくるのです。
と、言うかほとんどの方が「記憶」の根源まで、辿り着いて
いないのですね。
ではどうするか・・ですが、“只なる実践”をやり続ける
しかないのです。
諸々を片付けてからか、来年からか、はたまた身体が
落ちぶれてからか、それでは永遠にやれないということを
「思考自我」に教えておくことです。
ですから「何時からやる!」は“無い”からで、
“即、今やる!”ことです。
出来る、出来ないにかかわらず飛び込んでいけば、
自ら道は開けてきます。
この“実践道”は人から教えてもらうのではなく、
自ら沸きあがってくる“真の教え”です。
それを発しているのは、“神”とも“仏”とも言える
“真の自分”ですから、“真の教え”に素直に有り難く
従えばそれでいいのです。
必要ない「記憶」は悩みを創る元ですから、
“只なる実践”の継続で綺麗に忘れ去って置くことですね。