BOYSCOUT TROOP74, NAGOYA, AICHI, JAPAN

ボーイスカウト名古屋第74団のブログです。
各隊のプログラム、活動報告、コラムなどを掲載しています。仲間になろうよ!

Do a Good Turn Daily vol.10

2005年08月29日 | コラム:日日の善行
 スカウトは友情にあつい…ですか?

スカウトは、兄弟としてなかよく助けあいます。すべての人を友とし、相手の立場や、考え方を尊重し、思いやりのある人になります。

この8月に開催される愛知県大会では県内外から多くのスカウトが集まりました。
新しく友達ができたという人はこれからも仲良くできるよう連絡をとりあってみてください。
友達ができなかったなぁという人は…そうですねぇ、単に出会いを待っているだけでは、新しく友達を作るのは難しかったかもしれません。

そんな君に「友達を作る秘訣」をおしえましょう。

まずは、笑顔で「あいさつ」をしてみましょう。
ただ単に何度も会っただけなのに、何かしらその人に好意をもつようになった経験ってありませんか? …※1
だからとりあえず、友達になりたいなぁと思った人には、何度もあいさつを投げかけることです。
相手が君にあいさつを返してくれるようになれば、しめたものです。話をしたりするのはすぐにできます。

話をするきっかけはつかめました。さぁ次はどうしたらいいのでしょう。
君も家が近所、学年が同じ、好きな番組が同じ、同じような言葉づかいで会話をする相手には好意を抱くでしょう?
人は「違い」に非常に敏感に反応します。
だから、より親しくなりたかったら相手と「同じ」状態を作り出すと良いのです。
声の大きさ、話すスピード、姿勢、視線の高さ、言葉遣い、服装、相手との共通点 等何気ない仕草等で相手と同じ状態を作り出してみましょう。…※2

相手が大きな声のときは大きな声で、相手が制服の時はこちらも制服で、相手が座っているときはこちらも座って…と相手と同じような動作を打と親近感が増します。
相手の動きに自分の動きを合わせていると、無意識のうちに、相手は、君を「親しい関係の人」と思うようになります。
相手が、何気にこちらのしぐさをまねてでもしてくれたらしめたものです。

ここまできたら、君は、自分のことをよく知ってもらいたいと、いろいろと話したいと思うでしょう。
でも、ここでちょっと我慢してください。
人は誰でも親身になって自分の話を聴いてもらいたいと思っていますが、相手だってそうです。
まずは、相手の話を「聴く」ことから始めましょう。

このとき、相手の使った言葉を繰り返したり、話の内容を要約して相手に返したりするとぐっと近しくなれます。
相手の使った言葉を繰り返すというのは、例えば、相手が、「張り綱結びってどうすればよかったかなぁ、わからない?」と言うと、「張り綱結びかぁ、難しいよね」と返すのです。「張り綱結び」を「トートラインヒッチ」とか「自在結び」と言い換えないで、相手が使った、「張り綱結び」で返します。

また、相手の話を要約して返すというのは、相手の話が一区切りついた時に、「今話したことって、○○が○○で○○ってことだよね?」と、相手の話を要約してあげることです。こうすると相手は、ほんとうに僕の話を良く聞いてくれてるんだぁという良い印象をもってくれます。
 
ただ、注意しないといけないのは、わざとらしくあからさまに行うと、かえって相手に不信感を与えるので、ほどほどにさりげなくすると良いでしょう。

仲良くなりたい、あの人のために何かしてあげたいと意欲はあるのに、なかなか友達ができないと悩んでいる人は、ちょっと実践してみてはどうかな?
今までとは違う反応を示してくれると思いますよ。


※1 これを「ザイアンスの法則」といいます。
※2 この技術を難しく言うと「ペーシング:Pacing」といいます。


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