BOYSCOUT TROOP74, NAGOYA, AICHI, JAPAN

ボーイスカウト名古屋第74団のブログです。
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初級対策講座:日々の善行

2005年10月20日 | コラム:バッジに挑戦


初級課目1-2
□ スカウト章・モットー・スローガンの意味を説明できる。


 「班長~なぜネッカチーフの端を結んでいるんですか?」

 「ネッカチーフの端を結んでおいて何か善いことをしたら解くようにしているんだ。残念ながら、今日はまだ、一つも善いことをしていなんだ…。
ところで、ボーイスカウトのスローガンはなんだったかな?」

 「えっ~と…日々の善行です。」

 「そうだよ。スカウトは、すすんで毎日何かよいことをするってことだよ。」

 「でも善行ってどんなことをすればいいんですか?募金したり、ボランティアに参加したりすればいいんですか?」

 「そうだね、それもあるね。
でも、電車やバスでお年寄りに席を譲ってあげたり、道端に落ちていた空き缶を拾ったり、小さなことでもいいから、よいことは見のがさないで行えばいいんだよ」。

 「へぇ…それなら僕でも毎日できそうだぁ」

 「だから、そのために僕らがいつも心がけておかなければならないことは?」

 「そなえよつねに!!です。」


※ モットー(motto)は、行動の指針や規則となる短い標語のことをいい。スローガン(slogan)は、集団、組織が目標を明確にしたり宣伝に使う印象的で容易に思い出せる短い句をいいます。
モットーは、そもそも西洋の封建貴族が楯や紋章に記した題銘のことであったそうです。スカウト章にも巻物のところに「そなえよつねに」と記されています。
一方、スローガンの語源は、スコットランド高地兵の唱える「鬨(とき)の声」だそうです。


          ≪日々の善行の班練習≫ 

□ 班長が、適当な機会に善行について話をすること(やりすぎてはいけない)。時々スカウトに、最近どんな善行をしたかを質問すること、それを奨励するのに大変役立つ。班で外出した時、個人でまたは班でできる善行の機会があったら、それを示唆するとよい。しかし、班長が模範を示すのが一番よいのだと言うことを忘れてはならない。

□ スカウトに一日一善を忘れさせないため、毎朝ネッカチーフに結び目を作らせ、善行が習慣になるまで続けさせる。

□ 日常生活の中で少年にできる数多い善行のうち、いくつかについて―凍った道路に滑らないように砂をまく―踏むと転倒する恐れのあるオレンジやバナナの皮を歩道から取り除く―老人に手助けする―紙くずを道路から片付けて町をきれいにするなどを話し合う。そしてそれを実行する。

□ スカウトの一人に、まったく知らない少年を一晩客としてして招かせ、ゲームをしたり、キャンプでの物語を聞かせたりなどさせる。


 『それからチップは悪いことだ。
どこへ行っても、普通の好意でするようなささいな行為に対しても、チップを要求する者がいる。スカウトは仕事に対する報酬以外にはチップは受け取らない。チップを出された時断るのはむずかしいものだが、スカウトには何でもない。ただ「ありがとうございます。しかし私はスカウトで、善行をしたとき何もいただかないのがおきてです」と言いさえすればよい。
 チップをもらうと、だれに対しても立場が悪くなる。
 こちらがいくらチップをくれるだろうかと考えたり、相手がいくらチップをやらなければならないだろうかと考えたりしては、その人と親しみをもって仕事をすることはできない。全てのスカウトが人に対してすることは、友情をもってするのでなければならない。
 私は、スカウトがよいことをしてチップを受け取らなかったという、賞賛の手紙をたくさんもらった。スカウト諸君、私はそれがたいへんうれしいのだ。
ロンドンで一人のスカウトがアメリカ人を助けて、チップを断ったことから、スカウティングがアメリカに渡ったのだということを覚えておきたまえ。
 その善行を記念する野牛の像がアメリカ連盟からわれわれに贈られて、エピングの森の、訓練と野営場であるギルウェルパークにある。もちろん、仕事に対する適正な報酬は別で、それを受け取るのは正当なことだ。』
(B-P著「スカウティング フォア ボーイズ」から)




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