≪バッチに挑戦≫ 水の事故にそなえる(その3)
バックナンバー その1 その2
Do a Good Turn Daily vol.7も併せて読んでみてください。
目の前で家族や仲間が溺れていたら、すぐに飛び込んで助けてあげたいというのが人情でしょう。
しかし、本当に助けたいのであれば、落ち着いて、確実に救助できるような方法をとるべきです。
溺れている人を見つけた。さて、スカウトならどうする?
スカウトはいつも他の人々を助ける。すぐに飛び込んで助けます!!
ぶぅー。
あわてて救助しようとして、救助者も溺れて亡くなってしまうことが少なくないぞ。
まずは、周囲の人たちに助けを求めます。
そうだね。たった一人で救助に向かうことは非常に危険だよ。
必ず大人の協力者を探す。
そして、警察(110番)、救急(119番)、海ならば118番に電話する。
いつ、どこで、何が起きたのか、落ち着いて連絡する。
118番???
局番なしの118番は、海で事件事故にあったときの緊急通報番号だよ。海の安全を守っている海上保安庁に係るようになっているんだ。
僕泳げないから溺れている人を助けることはできませんか?
できる限り誰も入水せずに救助する方法がベストなんだ。
だから君でも十分救助活動に参加できるよ!!
水に入らず救助する。
陸の上からの直接救助が可能な状況であれば、ロープ、ペットボトル、竹、棒など身近な器具を用いて、周囲の人と協力して救助活動します。
□ 素手で、あるいは身近な物を使って、引き込まれないよう陸の上に腹ばいになり、手をのばして引き寄せる。
手が届きそうもないときは、自分のシャツやベルト、竹竿やポール等の棒、板きれ、なわ等につかまらせて引き寄せる。
□ 救命用具(浮き)を使って
1 素早くロープの輪を重ねて作る、ロープの端はしっかり足で踏んでおく。
2 下手投げで、遭難者の後方に落ちるように投げる。
3 しっかりつかまったら静かに引き寄せる。
□ 素手での救助
複数の救助者がしっかりと手首をつかんでヒューマンチェーンをつくり救助する。
詳しくは…
日本赤十字社 http://www.jrc.or.jp/safety/water/help.html
ここにあるペットボトルを救助者に投げる訓練をしよう!!
僕ボール投げ得意だから
(オーバースローで投げる。)
あれ、風に押されて途中で落ちてしまった…
ペットボトルが風に流されて届かないね。
軽いからいけないのかな、ペットボトルに少し水を入れるね。
投げ方はどうだろう?今度は下から投げてみて。
それじゃぁ、名誉挽回・汚名返上
ナイス!!今度は、風に負けることなく、溺れている人の近くにペットボトルが落ちたネ
スーパーの袋でも同じようにできるかな?
ペットボトルを素材にした応急の救命浮具「浮くっちゃボトル」
「「浮くっちゃボトル」は、ペットボトルを利用した救命用具の代用品です。誰でも手軽に作れる上に、効果は抜群です。
「二リットル入りの大型ペットボトル三本をロープでくくりつけたもので、浮輪のようにしがみついて使います。海難者に投げ、たぐり寄せられるように引き寄せ用のロープが付いていて、ロープの収納箱もペットボトルで作ります。簡単な作りですが、体重100kg以上の人でも浮きます」(発案者の海上保安庁若松海上保安部主任航行援助管理官 屋宜隆さん)
浮くっちゃボトルを作ろう!!
硬めの2ℓ容器ペットボトルを3本用意します。
3本のペットボトルをロープなどで固定し、引き寄せ用ロープをつなぎます。
投入時の安定のため、ペットボトルの中には、錘となる少量の砂や水などを入れます。
詳しくは…
若松海上保安部HP・洞海・ひびきネット http://www.kaiho.mlit.go.jp/07kanku/wakamatsu/service/oshirase/050804ukucchya/ukucchya_bottle.htm
さぁ、ここまでを振り返ってみよう
さっそく、浮くっちゃボトルを作ります。
まず、協力者を得る、救助者自身の安全確保が大切だと知りました。
陸からの救助法を確実にできるよう常に備えておきます。
陸からではどうしても救助できない場合は、水に入っての救助となるけれど、それは救急隊やライフセーバー等高度な水難救助訓練をしている人たちの役目だと考えておけばいいよ。
※ プールなどで水難救助訓練を行う場合は、成人の指導のもと、安全を確保すること。
≪ 参 考 ≫
日本赤十字社 水の事故防止 http://www.jrc.or.jp/safety/knowledge/water/index.html
海上保安庁 http://www.kaiho.mlit.go.jp/
レスキュー3 http://www.srs-j.co.jp/index.html
<関連バッチ> B-3 水泳
1 水泳するときに特に危険から身を守るために守らねばならないことを説明する。
2 足から水にとび込み、100メ-トル以上泳ぐ。(場所と所要時間を制限しない)
3 岸・船・プ-ルサイドなどから水中に飛び込むとき、注意する事柄を説明する。
4 バディシステムについて知り、実際に隊または班の活動で実施する。
5 溺れている人を、水に入らないで救助する方法を説明する。
6 隊長の指導を受け、服を着たまま泳ぐ体験をする。
実際火起こし技術普通ですけどね・・・
制服も着るときはちゃんと着ています!
14NJもがんばるので。。
これからもお願いしますbb