BOYSCOUT TROOP74, NAGOYA, AICHI, JAPAN

ボーイスカウト名古屋第74団のブログです。
各隊のプログラム、活動報告、コラムなどを掲載しています。仲間になろうよ!

Do a Good Turn Daily vol.28

2006年02月10日 | コラム:日日の善行

 ひよこ隊員、B‐Pって何のことかな?
 世界の総長、ベーデン‐パウエル(Baden‐Powell)です。ばかにしないでください。ベーデンが名前でパウエルが苗字なんですよね…
 *_*)☆\(==*)バシッ


 世界の総長ベーデン‐パウエル卿は、1857年2月22日イギリス、ロンドンで生まれた。生まれたときの名前は、ロバート・スティブンスン・スミス・パウエル。
パウエルというのは、B-Pのお父さんベーデン・パウエル教授の姓、スミスはお母さんヘンリエッタ・グレイス・パウエル夫人の旧姓だ。
B-Pが3歳の時、お父さんがなくなった。お母さんは、B-Pを始め7人の子供を抱え大変苦労した…


 『ベーデン・パウエルの名前……、スティーブは‘ベーデン・パウエル’ではなく、ただ‘パウエル’であった。末っ子のベーデンを除いて他の子供達も皆‘パウエル’であった。
 パウエル夫人は子供達を熱愛した父でありかつ自分の夫をたたえ、その名を不滅のものにするため、姓を‘ベーデン・パウエル’に変えようと決意した。パウエル家の顧問弁護士、アーノルド氏はこのダブルネームが法的に認められるだろうと保証した。1869年9月21日、パウエル家の全員がベーデン・パウエルの姓になることが‘公に認知’された。
 この新しい姓は、末息子を除いて心地よい響きであった。末息子のベーデン・ベーデン・パウエルは、ただその名前に我慢しなければならなかった。
その後間もなくベーデンとパウエルの間にハイフンがつけられ、事態はいく分改善された。今やファッショナブルなダブルネーム、ベーデン-パウエルのついた一家は、住所氏名録のPの項に二度と載ることはなかった。ベーデン-パウエル夫人が、友人や親類縁者達にこのダブルネーム使って名を呼んでもらうのに時間がかかったが、最終的には彼女のこの申し出に従うことになった。このことに関して彼女が非常に頑固だったので、一家の者たちはひやかし半分に彼女を「二つ苗字のおばあさん」と呼んだ。
 そんなわけで、スティーブはロバート・スティブンソン・スミス・ベーデン-パウエルとなり、まもなく級友達から、そしてついには世界中の人々からB‐Pと略されて呼ばれることになったのである。』(ウィリアム・ヒルコート著「ベーデン‐パウエル 英雄の2つの生涯」p26)


 B-Pのお母さんが、亡き夫の名を残すため、姓をパウエルからベーデン-パウエルに変えた。このときからB-Pは、ロバート・スティブンスン・スミス・ベーデン‐パウエルとなる。
 B-Pは、BPとかB.P.と書くのは正しくない、「B‐(ハイホン)P」と書かなければならない。
 もうわかっていると思うが、ベーデン-パウエルはそれひとつで「姓」あって、「名と姓」ではない。


 ボーイスカウトの創始者・世界の総長B-P http://www.pinetreeweb.com/B-P.htm