日本死刑囚会議=『麦の会』の会報
1993年4月25日発行
3年4か月、政府は死刑執行を停止していたが、後藤田正晴法務大臣が執行を再開させてしまう。
それに対する抗議デモの様子が、表紙に使用されている。
1993年3月26日
死刑モラトリアム解除で執行された人達は…
・川中鉄夫死刑囚(48歳没・精神病の疑いがあるにもかかわらず執行されたと支持者は主張 )
・近藤清吉死刑囚(55歳没)
・立川修二郎死刑囚(62歳没)
なお、この会報には、
・田本竜也死刑囚(2002年9月18日 36歳没・刑死)
・宮崎知子死刑囚(存命・現在71歳・名古屋拘置所)
・佐川和男死刑囚(1999年12月17日 48歳没・刑死)
・嶋崎末男死刑囚(2004年9月14日、執行、59歳没)
等々が登場する。
この73号で、『麦の会』の代表が、田本竜也氏から、「宮崎知子」「嶋崎末男」に変ることが報告されている。
田本竜也と仲良くしていた佐川和男死刑囚は、この73号の時点では、確定死刑囚になっており、
以前のように、積極的に会報に寄稿できなくなっている模様。
※死刑から減刑され無期懲役囚になった獄中者の名前にはボカシを入れました。(現在、仮出所とかされてるかもしれないし。)
獄中にいる死刑囚ら(未決含め)は、ラジオで普通に、死刑執行の知らせを聞いたもよう。
拘置所側も、死刑囚らに、特に、死刑執行の情報を隠したりしなかったらしい。
そして、『麦の会』の代表(運営委員)が、
「田本竜也」「佐川和男」から、「宮崎知子」「嶋崎末男」に変る。
以上