それでも永山則夫が好きだ(スピンオフ)

「ねっとわあく死刑廃止」や、無期懲役囚で「とらえなおし」で知られる飯田博久さんや、小松川事件の李珍宇のことを書いたり色々

『沈黙の声』第30号(88年8月25日発行)「死刑廃止運動第1回全国合宿」 (その3)

2017-01-24 03:12:32 | 会報『沈黙の声』(その2)
(その2)から続く  午後九時半に討論を打切り、就寝までのフリータイムは、前夜に倍するにぎやかな笑い声が深夜まで続いた。 22日は正午まで、まとめの討論。「全国ネットワークトづくりの討論をふまえて、具体的な執行停止法案署名の体制づくりについて話合った。   「死刑廃止か存置か。ということでは議論がこう着している現状を打破し、新しい流れをつくり、今の死刑攻撃をくいとめていかねばならない」というこ . . . 本文を読む

『沈黙の声』第30号(88年8月25日発行)「死刑廃止運動第1回全国合宿」 (その2)

2017-01-24 02:59:59 | 会報『沈黙の声』(その2)
(その1)から続く  夕食後は全国救交流会のフリータイムに合わせた。三々五々、飲食物を囲んで話に興じる者、階下でビデオを観賞する者・…ビデオは「死刑台のメロディー」「宣告」「魔性」が用意された翌21日午前は、テーマをしばった問題提起。まず、獄中死刑囚との共同訴訟について。なにを獲得するのか。またどのようにすすめるのか、について、当事者を中心に話合われた。 そして、勝訴・敗訴という . . . 本文を読む

『沈黙の声』第30号(88年8月25日発行)「死刑廃止運動第1回全国合宿」 (その1)

2017-01-24 02:41:14 | 会報『沈黙の声』(その2)
永山則夫支援者だった武田和夫さんが永山さんから追放された後、武田和夫さんが「風人社」という死刑廃止団体を立ち上げた。その時、発行していた会報『沈黙の声』を冊子にしたもの…の第二弾。 『沈黙の声』の第30号の記事を、以下に載せます。(その1)(その2)(その3)の3つに分けます   『沈黙の声』第30号(88年8月25日発行) 「死刑廃止運動第1回全国合宿」 . . . 本文を読む

『沈黙の声』第29号(88年6月25日発行)「死刑廃止運動の現状にむけて」(その1)

2017-01-23 19:00:18 | 会報『沈黙の声』(その2)
永山則夫支援者だった武田和夫さんが永山さんから追放された後、武田和夫さんが「風人社」という死刑廃止団体を立ち上げた。その時、発行していた会報『沈黙の声』を冊子にしたもの…の第二弾。 『沈黙の声』の第29号の記事を、以下に載せます。(その1)(その2)の2つに分けます 『沈黙の声』第29号(88年6月25日発行) 「死刑廃止運動の現状にむけて」 (その1)  &Pri . . . 本文を読む

『沈黙の声』第26号(87年12月20日発行)「死刑との闘いに今何が問われているのか」(その2)

2017-01-23 03:25:46 | 会報『沈黙の声』(その2)
(その1)から続く 近代国家は、「前近代の遺物」であれ、その支配に必要なものを自ら手放しはしない。 前近代の遺制を「近代的」に手直ししつつ存置させ続けることは、近代ブルジョア国家の本性でもあるのだ。中世封建時代の死刑は、裁判権、刑罰権を独占した封建領主が、農民への実力支配による搾取を正当づける為、被支配民の身体に無制限に加えうる権力を誇示する身体刑であった。 近代国家に必要なのは、その様な民 . . . 本文を読む