それでも永山則夫が好きだ(スピンオフ)

「ねっとわあく死刑廃止」や、無期懲役囚で「とらえなおし」で知られる飯田博久さんや、小松川事件の李珍宇のことを書いたり色々

『沈黙の声』第38号ラストと…現在の日本の「犯罪は被害者も悪い!」「加害者は死刑にするしかない!」という二極化

2017-04-06 16:49:06 | 続・死刑廃止ノート
以下の会報は、永山則夫支援を1977~1982年までされていた武田和夫さんが1991年に発行された会報です。 上の会報のラストに、私個人、皆さんに伝えたいと強く思う文章が載っているので、抜粋します。   『沈黙の声』38号ラストより抜粋 「死刑」を原理的にものりこえるには、「国家」を批判するだけでは足りず、人間の「罪」、とりわけ殺人に対する忌避感情をのりこえて、「罪」を社会の . . . 本文を読む

『沈黙の声』第38号(91年9月1日発行)「続・死刑廃止論」ノート(7)中間総括

2017-01-30 21:26:05 | 続・死刑廃止ノート
死刑反対派団体「風人社」さんの会報より抜粋   「続・死刑廃止論」ノートその⑦「中間総括」   「理論」とは現実から浮き上がったものではなく、現実を外から支配する「言葉の体系」でもない。それは現実そのものに潜む本質や流れをとらえ、それを目にみえるかたちで示すことによって、「現実をかえる」にはどうすればよいのか、何をしてはならないかをより考えやすく、実践の成果をよ . . . 本文を読む

『沈黙の声』第36号(90年6月20日発行)「続・死刑廃止論」ノート 罪と権力(上)

2017-01-27 13:14:59 | 続・死刑廃止ノート
死刑反対派団体「風人社」さんの会報より抜粋 「続・死刑廃止論」ノートその⑤「罪」と権力(上)  『「罪」とは何か、如何にそれは、人々の社会に生じたのか』(本紙第33号、本稿(3)「反省」について p7)と問うことは、死刑の問題を考えるうえで、どのような意味があるだろうか。 一般に、支配権力は、刑罰をもって「犯罪」に対処する。それは、「犯罪」という、社会に生じた「ゆがみ」を正し . . . 本文を読む

『沈黙の声』第33号(89年6月5日発行)「続・死刑廃止論」ノート (その3)「反省」について

2017-01-24 23:47:09 | 続・死刑廃止ノート
永山則夫支援者だった武田和夫さんが永山さんから追放された後、武田和夫さんが「風人社」という死刑廃止団体を立ち上げ、『沈黙の声』という会報を発行してました。その内容を載せます。     「続・死刑廃止論」ノート (その3)「反省」について   「反省]とは何だろう?死刑囚の仲間とともに死刑廃止を闘うなかで、私たちはよくこの言葉を口にする。自らの事件をふりかえる者に . . . 本文を読む

『沈黙の声』第31号(88年11月5日発行)「続・死刑廃止論」ノート(被害者感情について)

2017-01-24 17:25:11 | 続・死刑廃止ノート
  永山則夫支援者だった武田和夫さんが永山さんから追放された後、武田和夫さんが「風人社」という死刑廃止団体を立ち上げ、『沈黙の声』という会報を発行してました。その内容を載せます。     「続・死刑廃止論ノート(その1)」 「続・死刑廃止論」ノートヘの序 〝死刑廃止はすでに論議の段階ではなく着手の段階であるといわれて久しい″といわれて久し . . . 本文を読む