シルクスクリーンの型枠、紗張りした型も市販されていますが、自作するのも楽しいと思います。
工業的な紗張りは、専用機を使います。紗張り機は紗を張っておいて型を圧着し接着剤を塗ります。日本語の資料がネット上で見つからなかったので海外の動画を紹介します。YouTubeで、"screen stretcher"で検索すると色々な情報が得られます。
紗張機1 紗張機2
この方法を参考に紗を張る方法を考えました。一回り大きい仮枠を用意して張る方法です。
紗には、絹、ポリエステル、ナイロンが使われていますが、ポリエステル製が入手が容易で各種メッシュのものがあり、また絹に比べ安価です。
接着剤には、スコッチR超強力接着剤プレミアゴールドか、セメダインのスーパーXを使用しています。どちらもポリエステル紗と木枠の接着は良好です。
実際に作成した工程を紹介します。
1。木枠の作成
巾400mm、厚み200mmの加工材を、仮枠は立てて、本枠は寝かせて枠を作成します。

接着剤を付け、ベルトグランプで固定します。
木枠の完成です。
2。紗張り
仮枠に紗を張ります。紗はポリエステル150メッシュです。
本枠の上に押しつけ、クランプで固定し、接着剤を塗ります。
接着剤が硬化したら完成です。かなり強く張ることができます。