自転車クラブ Windy のBLKさん(雲ケ畑の主:http://zassoushokubutsuen2.cocolog-nifty.com/blog/ )から雲ケ畑に良い柿があると教えて頂いたのは4年前。11月17日に撮った写真には柿がたわわに。念のため早めにと11月4日に出かける。わざわざBLKさんが前日の状態を見に走って頂いて台風の影響も大丈夫との連絡。
5時間以上作画に要するのと、機材(水彩道具、水、椅子など)で10Kgはあるため、電動自転車を借りようかと思ったが、雲ケ畑は川沿いでなだらかでもありRacer(Presta)に乗り(前48-36T、後14-23T)、先日買ったモンベル・リュックに入れて準備。気分は遠足前の幼稚園生で何度も中身を確かめる。弁当作りや買出しも面倒なため、お昼は用意しない、おやつも食べないから不要、水はたんまり。
寒さを考え、下はヒートテック・タイツに暖パン、上はヒートテック、モンベルの長そでとフリースで装備。
朝の5時に起きて、しっかり朝食、いろいろ段取りをすると6時半。出発するが、背中のリュックが重い。7時に賀茂川のMKタクシーの本社を通過、だんだん山道で雲ケ畑の橋のトイレに7時半。この間、道の山側には杉が倒れ掛かり、川にも杉が転がっているという惨状。連続台風の被害と、この前やっと通行再開になったのが良くわかった。
8時前から描きはじめる。柿が10個しか残っていないが、手前のすすきに風情がある。水路、建物、柿の木、背後の二重の山並みの構図を取る。まったくの逆光で柿の枝を分解しながら描き起こす。寒風で鼻が垂れそうになりティッシュがその度に、ごみ用のレジ袋が役立つ。
植物も多く、単純化やとりまとめをしながら、2時間かかり鉛筆の下絵をまとめる。インキングは斜めのチップ(細線から太線まで)を使い、大まかなラインと柿の主だった形をとっていく。今回は0.2㎜(普段は0.1㎜が多い)で大づかみの描き分けを進める。さらに0.1㎜で葉や枝など細かい部分を仕上がる。ここまでで4時間経過し、本当に寒くなってくる。
水彩色鉛筆で色を付け始める。色が多様でしかも逆光気味でありなかなか決まらない。とくに、すすきは難しい。
今度は透明水彩に移り、ゆっくり色を加える。にじませたり、色を重ねたり。一気にやるというより丹念な仕事だ。
だんだん、お腹がすくのと、寒さに耐えかねて13時前に終える。細かい仕上げは自宅で。約5時間で冷え切った。
下りは楽なのが自転車の長所、足で歩くとこうは行かない。しかし、路面の荒れ、落下物、濡れ、暗い道の部分もあり慎重に降る。古い(1988の初代型)105サイド・プルのブレーキの利きが悪い。最近のUltegra あたりの2ピボットに替えようかなと思った。ブレーキ投資の方が怪我より安い。
お風呂に浸かって生き返る
絵をご覧ください
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