穴をあけて丸いヘッド・ライトを入れるか、CADで面と面を重ねすき間にヘッド・ライトを入れるかで愛嬌のある目と、陰険な目に分かれる。これは、スタイリングが手で描く線からCADでの面(三次曲線も思いのまま)に埋まるヘッド・ライトがLEDとプラスティック・レンズ設計になったからだ。建築も、CADにより、複雑な柱断面や外形面が自由に使える。(鉄骨や型枠加工には悪夢だが)
また、オラオラ系のアルファードのような正面が多い。どうも嫌だ。
さらに、トヨタはハンマーヘッド( https://clicccar.com/2023/02/06/1259139/ )というシュモクザメ的なスタイリングを使っているが、ぬるぬるした感じがあり好きになれない。不評だったクジラ・クラウン( https://www.webcartop.jp/2023/03/1081998/ )の再来かと訝った。
大体、幅や先端のつかみにくい形状のスタイリング(形態)は、運転しにくいというデザイン(機能)の陥穽がある。
しかも、トヨタにはリア・クオーターが見にくい、つまりは後ろ横がミラー確認しにくい、Cピラー(後ろ座席の横)が太く窓が狭いスタイリングが多い。これは、事故を招く、0次安全性(事故のもととなる設計)と言わざるを得ない。
フロント・ガラスを倒すより、後ろを見やすいスタイリングにしてもらいたい。あわせて、愛嬌のあるフロントを考えて欲しい。
今でも愛されるミニ・クーパーやポルシェ911(ナロー)など、前も後ろも可愛い。流石、アレックスとフェリーだ