都市と楽しみ

都市計画と経済学を京都で考えています。楽しみは食べ歩き、テニス、庭園、絵画作成・鑑賞、オーディオと自転車

やり抜く力 GRIT(アンジェラ・ダックワース):成功への「やり抜く力」育成の実用書で具体的

2018-04-27 02:57:52 | マクロ経済

 GRITは成功者の資質とされ、どうやったら延びるかが本書要点で実用書に近い、知見は:

GRITの定義は「情熱」(負けず嫌い)と「粘り強さ」(挫折後の継続)で「やり抜く力」

・才能×努力=スキル(やり方)、スキル×努力=達成(結果):つまりは、やり方(お作法)の確立とその展開という2段階、努力が継続する必要がある

・グリッド・スケールというクラブ活動の継続と結果(役割など)で粘り強さが分かる

・目的を持つと、年齢が高くなると、GRITは大きくなる→年齢が高いと諦めない、またはスキルがある

GRIT育成は「成長志向(努力をほめる、知能や才能ではない)」、「楽観的(落ち込まない)」、「逆境の克服(人に助けを求める)」

・家庭では「要求は厳しく」、「支援を惜しまない」が最も良い

 実用的で良い著作だ、お薦めできる。

 その昔、尊敬する上司から「君には根性がある」と言われたことがある。あまり、根性を自覚していないし、残業も嫌いだったが、「継続して考える力」を評価して頂いたのだと今頃気が付いた。その結果、開発についての方策と分析を30年以上考えて論文にまとめた。

 今後は、若い世代のGRITを延ばして行くため、まずは「スキル」を育成する。つまりは仕事のやり方だ。それをどう使っていくかは本人次第だが、「要求は高く」、「支援を惜しまず」を心掛ける。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大戸屋(京都 烏丸):焼き... | トップ | 若新(西大路 八条):法事... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

マクロ経済」カテゴリの最新記事