京都まちづくり史セミナーで聴講、笠原助教( http://www.research-db.jim.kit.ac.jp/kitdb/servlet/RefOutController?exeBO=WR4100RBO&workType=detail&primaryKey=0c4c9b5567000815c8a5b0d4fb094298&monitorID=WR4200 )はデルフト工科大学RMIT(Reseach Center fo Modification (インテリア・レベルの改装)、Intervention (建築レベルでの介入)and Trasformation (都市レベルでの転用))に2年間在籍した研究結果を基に、事例を用いて、オランダでの近代建築の保存、転用、再生活用を論じた。大変分かり易く、楽しい。
なお、大阪歴史博物館で開催中の村野藤吾展の招待券もお分けいただいた。
保存とは
①保存は新築より安くあがる経済合理性がある
②保存すべきものの指定と所有権の分離(所有者からの指定回避は不可、但し売買可能)
③アーバン・ヘリテージ・コンサルタントの職能があり、行政・建築家・都市計画・所有者・開発者の視点から保存、解体、改修方針を策定
④地元委員会が数年をかけ, 開発審議・許可
建物評価として
①保存と新築付加の対比があるのが面白い(似せて作るとニセモノ、一部保存はまがい物)
②教会、給水塔、要塞まで保存活用で面白みと新しい発見がある
③保存が建築の中でも占率が高く、認知度、手法の確立がある
面白い内容で当方から質問として
①オランダは保存地区(街並み統一)と新開発地区(ウォーターフロントなど)の奇抜なデザインの両方がある。保存では旧と新の並立が見られるのは、保存地区と新開発地区の狭間に位置づけられるからでは
②日本の完全に近い所有権のあり方(やりたい放題)が街並みを崩す、保存指定などは良い方策
とても楽しいセミナーだった
なお、大阪歴史博物館で開催中の村野藤吾展の招待券もお分けいただいた。
保存とは
①保存は新築より安くあがる経済合理性がある
②保存すべきものの指定と所有権の分離(所有者からの指定回避は不可、但し売買可能)
③アーバン・ヘリテージ・コンサルタントの職能があり、行政・建築家・都市計画・所有者・開発者の視点から保存、解体、改修方針を策定
④地元委員会が数年をかけ, 開発審議・許可
建物評価として
①保存と新築付加の対比があるのが面白い(似せて作るとニセモノ、一部保存はまがい物)
②教会、給水塔、要塞まで保存活用で面白みと新しい発見がある
③保存が建築の中でも占率が高く、認知度、手法の確立がある
面白い内容で当方から質問として
①オランダは保存地区(街並み統一)と新開発地区(ウォーターフロントなど)の奇抜なデザインの両方がある。保存では旧と新の並立が見られるのは、保存地区と新開発地区の狭間に位置づけられるからでは
②日本の完全に近い所有権のあり方(やりたい放題)が街並みを崩す、保存指定などは良い方策
とても楽しいセミナーだった