うちの地域では放送の無かった
『服部良一生誕100周年記念コンサート』
お友達のご好意で見せていただきました。
以前から、このライブに行かれた方に「ゴスペラーズすごく良かった」と聞いていたのでずっと見たいと思っていました。
ゴスペラーズの1曲目は"ひとり"。
私は、ある時期からこの曲が聞けなくなっていました。
何の映像でも、CDでも、ウォークマンでも、この曲が始まると止めてしまう私でした。
聞けなくなった理由・・それは、この曲を聞くと辛く寂しくなるから。
だけど月日が立つにつれて、それがだんだんと、辛い気持ちを思い出すのが悲しいからに変わっていました。
そうして半年間、大好きなこの曲をずっと避けてきました。
正直、私はきっかけが欲しかった。
もう1度"ひとり"が聞けるようになるきっかけが。
それが昨年末私が行ってきた、涙香さんの仙台ライブ。
あの時、涙香さんが言ってくれた一言・・
「これからもずっと一緒に歩いていきたい」
そして、この映像を見せてくれた友人が言った一言・・
「てっちゃんすごくいいよ」
この2つの言葉が重なって、やっと聞いてみる決心がついたのです。
・・私は聞きました。
作詩・作曲:村上てつや "ひとり"
・・泣きました。いっぱい泣きました。
いっぱい息を吸って気持ち良さそうに唄うてっちゃん。
歌詞の一言一言に、気持ちを、ソウルを、熱く注ぎ込んで唄うその姿が私は好きなのです。
特に"ひとり"を唄う時のてっちゃんの表情・・すごくすごく好きです。
曲の中盤あたりから少しずつ絡んでくる、バックのオーケストラ(でいいのかな)。
それがとても新鮮で、美しいゴスペラーズのハーモニーに華を添えているかのよう。
そして、今まで気付かないでいたけれど、
"ひとり" なんて優しい曲なんだろう。歌詞も・・メロディーも。
優しい曲だということは、きっと前から気付いていた。
でも、聞く私の気持に変化があったから、曲の聞こえ方も変わったのかもしれない。
前よりも、もっともっと優しく聞こえる。
あの時、仙台のライブの時のてっちゃんの言葉。
それに私が心の中で返した小さな約束。
そのたったひとつの約束を胸に、私はいつまでもゴスペラーズを応援していきます。
私が大好きな曲"ひとり"
これからもずっと唄い続けてね・・
ゴスペラーズが唄った2曲目は"銀座カンカン娘"
昭和24年の作品が、ゴスペラーズのハーモニーで甦りました。
最初はアカペラで聞かせ・・オーケストラが入り・・そして、曲がすすむにつれ少しずつアレンジに変化が出て来て。
ボーカルグループのおもしろさを見せ付けた!そんな気がします。
いや、ブラボーー!
てっちゃんのファルセット、すごく綺麗だった。
そして、出演者全員による"東京ブギウギ"
今回のように何組かの出演者さんがいるコンサートを見ていつも思うのは、
出演者さん全員が心から音楽を楽しんでいるなぁと、見ているこちらまで楽しくなってくるなぁと。
そんな姿を見れば、きっと作者さんも嬉しいだろうなぁ・・
素晴らしいコンサートでした。
5人もとっても楽しそうでした。
最後に。
この日のゴスペラーズの衣装は黒のスーツ。
いつも話してると思いますが、いい男はシンプルな色が似合うと思う。
いい男なんだから飾る必要なんてないと、私は思うのです。
・・そう。特にてっちゃん。やっぱり黒が似合う。素敵。
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