万里村奈加の部屋

ネコとつまみ食いと、時々マンガの日々

王様とのお正月・一週間

2013年01月07日 | ネコ日和
寒い年明けだった。



2日。
新聞は来ないしゴミ出しもないしで、
朝早起きをする必要もなく、暖房のタイマーを仕掛けなかった。


厳冬の今年ゆえ、
いくら寒さに強い王様でも魔女のベッドに潜り込んでくるかもと期待してのこと。


定時の6時半、ンコとしシッコを済ませた王様は存分に砂をかけて走る。
本日はややオトナシイなと思いつつ、もう少しじらせば「お腹がすいた!」と魔女を起こしに来るはずだ。
魔女は布団に潜ってチャンスを待つ。


やがて王様がベッドに登ってきた。
アリ地獄よろしく魔女は素早く王様を捕まえて、さっと布団に引きずり込む。


もがく王様。ただ、いつもほど迫力がない。
「うふふ」魔女は布団の中の王様をのぞく。


しかしその時、かの香りが魔女の鼻を刺激した。


「いつもよりおとなしかったのはこのせいか~」
あ~あと思いつつも、魔女は滅多にないチャンスの20分間、王様を抱きしめていた。

王様のお尻の毛に絡みついた親指大の初ウ○チとともに・・・




3日。
ここ数年、「留守番のリーが可哀想」と魔女母と魔女姉が魔女宅に集合してくれていた。
ただのんびりお茶を飲み、コタツにあたりゲームを楽しむだけなんだが、
しばらくすると王様の「帰れ」アピールがが始まってしまう。


「行ったってどうせ帰れって言われるし」で、今年はとうとうだれも来てくれなかった。

お客様が大嫌いな王様には静かでいい正月だったに違いない。




5日。
ご馳走ばかり食べて後ろめたかったせいか王様にもおやつばかりをあげてしまった正月。
そろそろ規則正しい時間と食事を取り戻さねば・・・と、
本来のメインフード(i/d)に戻した。

当然不満な王様、目の前に座って抗議の睨みつけをする。
「もっと美味しいものをだしなさい」


魔女は気づかないふりをする。
すると、すりすりの最上級「ゴツンゴツン攻撃」にでる。

愛想の良い王様はホント久しぶりだった。




そうして本日7日。
世の中も魔女宅もすべてが通常生活に戻る。


王様は今年パァーと指10本を全部出してメッセージ。

「僕は今年10歳になります♪」





コメント (2)
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