昨年の夏からずっと具合が悪くて、つらそうな日が続いていました。
それでも、ご機嫌な時期もあって、
美食要求で魔女を買い物に走らせました。
先代の仔は、同じ慢性腎不全でも「どうかほおっておいてください」と、
触られるのを嫌い、ひとりで眠り続けて病と闘って逝きました。
けれど王様は最期まで意識がはっきりとしていて
「どうしてこんなに苦しいの?魔女はいつでも何かしてくれたじゃない」と
魔女の目を見つめ、鳴いて抗議を訴え通しでした。
お迎えが近いなと感じた頃、苦しそうにうめく王様に
「ありがとう、もう頑張らなくていいよ。魔女はもう十分幸せをもらったからね」
と声をかけつつも、心の中では
(置いていくな! 相棒がいなくなったら魔女はどうしたらいいんだ!)
と矛盾した思いにも囚われていました。
2年も前から覚悟していたのに、魔女は往生際が悪かったですね。
王様の襟毛に顔をうずめて、ほんのり甘いクリームのような香りを記憶に焼き付けました。
魔女はボケるまで絶対にこの香りを忘れません。。。
このおくるみ可愛くて気に入ってたのに、
近所のペット霊園では化学繊維や綿入りは火葬できないとのこと・・・
納棺し直したら寂しくなったので、おくるみの代わりに花いっぱいで送りました。
魔女の“猫ばかチャンリンおのろけブログ”に長い間お付き合い頂いてありがとうございました。
おっとりした甘えんぼの王様は、16歳と8か月で天国へ旅立っていきました。
いつまでも泣いているのもなぁと歯を食いしばっていたら、奥歯が痛くなりました。
もうしばらく喪失感でへこんでるかもです。
ほとんどの人が亡骸なんか見たくないかもと思い、写真をアップするのは躊躇われたんだけど、
ここを訪れる人は本当に身内のような人たちだけなので良いかな・・・と。
長患いのわりに面やつれしていなくて、綺麗だからよけいに別れがつらかったわ。
狭い家が広く感じる。。。
リー様は幸せでしたね。
そして、魔女様も。
私の年齢を考えると、責任をもって相棒と暮らせるのはこれが最後なので執着してしまいましたが、
お骨になって帰ってきた姿を見て少し落ち着きました。
リーにも記憶の中で生き続けてもらいますね。
私も小さい時から一緒に暮らしていた猫たちが旅立ったとき、長いこと立ち直れずにいました。
月並みな言葉ですが、今は自分の記憶の中ではずっと生き続けてくれているんだな、と思います。
しばらくは悲しい日々が続くとは思いますが、先生が元気になられる日が1日も早く来るようにと願っています。