ホント、乾かないんだもの

曇天の合間の晴れ日。　王様をシャンプーした。


寒くはないけれど、早く乾燥するにこしたことはない。
ドライヤーとバスタオル３本持って追いかけまわす。




王様、拒否権発動。



これ以上しつこくすると嫌われそうなので、しばしほおっておくことにした。


いつものように怖い目で睨む。　　　　　　　　　やなことして！


ため息もついたりして・・・・　　　　　　　　　ふぅーっ



魔女はあわててパパラッチをやめ、
王様が落ち着くまでの間に濡れたタオルを洗濯して、お風呂場を片づけた。


でもって扇風機を掃除して、アイスも食べて、ポテチも食べて、
ソファに腰掛けてテレビを見てると・・・・・・・・・・・



背中に視線を感じた。


じーーーーーっ


王様、恨みの眼差し。



お、王様！　だっこしてるのはお気に入りのラバーブラシですか？
それに八つ当たりするほど怒ってますか？
魔女は濡れた王様を失念していたわけではなく・・・・

むーーーーん


僕の辛さをわかってるなら、許してあげなくはないけどね。

うわぁ、二重否定ですか、王様。
悲しそうにしないでください。
もうだいぶ乾いてるじゃないですか。
明日はサラサラの可愛い王様になりますから。　　ねっ！

へこへことご機嫌をとってしまう魔女だった。


次の朝

いい香りの王様、一丁上がり。


昨日のことは忘れてくれたらしい♪

　　　　　　　　　　☆
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　☆

　　　　　　　　　　☆


おまけ親バカ写真。
魔女のお腹に乗って踏みふみしてる王様。(のアップ)

足まで写ってなきゃわかんないですよね(^▽^;)