万里村奈加の部屋

ネコとつまみ食いと、時々マンガの日々

小心者のスパイラル

2021年07月16日 | 雑感
「いつの頃からか 傷つくのが怖くなっていた」 



どこかの唄の歌詞ではなく、魔女の気分です。
前回の心のメンテナンスから話が広がってきました。
今回は不安に押しつぶされそうな方たちへの魔女の呟きです。


魔女が野心満々の若い頃は、「困難?上等! なんでもいらっしゃい!」という心持ちでした。
自分の描く漫画に影響されていたのか、自分の性格が漫画に影響していたのか、
闘う女の子の漫画ばかり描いていましたから(^^;)

けれど、仕事を引退して静かに暮らしていると、
本来の弱気な自分が頭をもたげるようになりました。

人は、何もしていなくてもトラブルに巻き込まれることがあります。
人間関係の場合、相手に悪意が“ある”ことも“ない”こともあります。
どちらにしても、かかわったその時の辛さをを思い出すと、息苦しさが蘇り、逃げ出したい気持ちが募ります。
一時期の魔女は「ひっそりと息をひそめて生活して、無事に生涯を終えるんだ」などと、
ひたすら引きこもっていた日もありました。




最近は、老若男女どんな人も傷つくのが怖くなっているかもしれません。

世の中、いたるところに匿名の攻撃が溢れていて、
わけもなくイライラしていたり、マウントとってくる人もいます。




魔女は困難なことを考えていると、うっかり不幸のシミュレーションをしてしまいます。
辛さの疑似体験をして抵抗力をつけておきたい脳の防御反応でしょうか。
心のワクチンとか防災訓練とかのつもりかも。

でも、魔女の想像力はそんな時ばかりパワーを発揮して、
新たな辛さを思い浮かべ、おかげでシミュレーションは際限なく続きます。
それが、恐怖感(小心者)のスパイラルです。

気がつけば、脳も体も疲弊していています。



楽になる方法はひとつ。
考え過ぎるのをやめることなのですが、
わかってはいても、これが結構難しい。



どこからともなく聞いた「恐怖心を取り除くには『運動』が良い!」という言葉。
そんな単純なものかなぁと思っていたのですが、
魔女が朝散歩を続けていて、「なるほど」と納得した説です。

苦しかったら少しでも体を動かしてみてください。
運動嫌いな魔女も、お散歩3か月でずいぶん楽になったと思います。



それでも、根っからの小心者・魔女は、しばしば不安に取り込まれそうになります。



で、最近は辛いことより楽しいことをカウントするよう習慣づけています。

「禍福は糾える縄の如し」
良いことも悪いこともほどほどにあるのが人生なら、
嫌なことはさっさとやり過ごして、良いことの前触れと捉えることにします。

逆はダメですよ。
決して、良いことを悪いことの前触れとは思ってはいけません。
良いことはもっと良いことの前触れなのですから(*^^*)




病気や災害にはワクチンも防災訓練も必要ですが、
不安には、あれこれ準備するより、開き直ったセリフ「私だって本気になったらけっこうできるぞ」の方が有用かもです。

暗闇に何がいるかは、明るくなってみないとわからないですものね。


余談ながら、
スピリチュアル系にありがちの「まずはご自分を癒してください」てなセリフに、
癒しとは何ぞやと思った魔女。

ああ、ネコ(癒し)飼いたいです。。。。
コメント (8)
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