遊びの隙をみて背中を触る。
やんわりとするりと逃げていく。
「シャー!」言わなくなったのはすごい成果。
人差し指を出す。
クンクン、かじかじ、そして離れてゆく。
なかなか距離が縮まらない昨日。
眠くてうつらうつらしている小夜ちゃんの足をなでで見た。
ぐーるぐーる・・・・・・
眠たい小夜ちゅんはいつもの警戒心が続かなくなり、
うっかり幸せ音を出してしまったようだ。
あわてて駆け寄って来た太陽。
「お前、何やってるんだ。人間なんかにゴロゴロ言って!」という感じ。
取り残された戸惑いと焦りが見られた。
おもしろいな。
ずっと2匹(兄妹)であることが人慣れへの障害になると感じてきた。
ノラ猫に“人間と仲良くするしかない”と決心させるためには、崖っぷちに追い込むしかない。
生きていくためには人と折り合うしかないと諦めさせる、
それが人慣れへの一歩だと。
ところが、2匹だと崖際で粘れてしまう。
耳を頭にぴったりとくっつけて、シャー!パッ!していても、
2匹寄り添っていれば、なんとか耐えられてしまう。
なんでも真似っこのふたりは、恐怖心も共鳴してしまうらしく、
ようやく片方の気持ちがほぐれてきたときに、もう片方が何かのきっかけでシャーすると、
残りの一方の心も再びふさがってしまう。
そんなことの繰り返しで、返し縫いのように行っては戻り行っては戻り。
いっそ、このふたりは離してしまうべきかと考えたこともあった。
けれど、子猫は兄妹でレスリングをしながら学習することもあると実行しなかった。
そうして今日。今度はお腹いっぱいの小夜ちゃんの肩を撫でて見た。
ぐーるぐーる・・・・・・・・・
そして、それを見る太陽も慌てなくなった。
安堵感も共鳴してくれたらいい。
まだ太陽は触ると逃げていってしまうが、
人間と仲良くする生き方も捨てたモンではないと思ってくれたらいいなぁ。
やんわりとするりと逃げていく。
「シャー!」言わなくなったのはすごい成果。
人差し指を出す。
クンクン、かじかじ、そして離れてゆく。
なかなか距離が縮まらない昨日。
眠くてうつらうつらしている小夜ちゃんの足をなでで見た。
ぐーるぐーる・・・・・・
眠たい小夜ちゅんはいつもの警戒心が続かなくなり、
うっかり幸せ音を出してしまったようだ。
あわてて駆け寄って来た太陽。
「お前、何やってるんだ。人間なんかにゴロゴロ言って!」という感じ。
取り残された戸惑いと焦りが見られた。
おもしろいな。
ずっと2匹(兄妹)であることが人慣れへの障害になると感じてきた。
ノラ猫に“人間と仲良くするしかない”と決心させるためには、崖っぷちに追い込むしかない。
生きていくためには人と折り合うしかないと諦めさせる、
それが人慣れへの一歩だと。
ところが、2匹だと崖際で粘れてしまう。
耳を頭にぴったりとくっつけて、シャー!パッ!していても、
2匹寄り添っていれば、なんとか耐えられてしまう。
なんでも真似っこのふたりは、恐怖心も共鳴してしまうらしく、
ようやく片方の気持ちがほぐれてきたときに、もう片方が何かのきっかけでシャーすると、
残りの一方の心も再びふさがってしまう。
そんなことの繰り返しで、返し縫いのように行っては戻り行っては戻り。
いっそ、このふたりは離してしまうべきかと考えたこともあった。
けれど、子猫は兄妹でレスリングをしながら学習することもあると実行しなかった。
そうして今日。今度はお腹いっぱいの小夜ちゃんの肩を撫でて見た。
ぐーるぐーる・・・・・・・・・
そして、それを見る太陽も慌てなくなった。
安堵感も共鳴してくれたらいい。
まだ太陽は触ると逃げていってしまうが、
人間と仲良くする生き方も捨てたモンではないと思ってくれたらいいなぁ。