万里村奈加の部屋

ネコとつまみ食いと、時々マンガの日々

へなちょこ魔女と下痢Pの王様

2011年01月16日 | ネコ日和
一週間前の魔女、右耳が突然難聴になった。

別に飛行機に乗ったわけでも、風邪引きで鼻が詰まったわけでもない。
老人性にはいくら何でも早すぎるし・・・・・そうだとしても突然片耳だけというのも変だ。


「もーーーーん」という耳鳴りと共に、鼓膜にフタをしたような閉塞感。

何かいつもと違うことをしなかったか考えたら、
年末から通っている歯医者さんで、前日に麻酔をかけて虫歯の治療をした。

歯の麻酔が耳に影響を及ぼすことなんて???と思いつつも、
難聴になったのが土曜日の午後だったので、耳鼻科に行くのを連休開けまで待った。




音が聞こえづらくなった時、
普段は意識して聞いていないのに、気配として感じている音が実はたくさんあるのに気づいた。


たとえば、王様の足音。てしてしてし。

王様のご飯を食べている音。しっちゃしっちゃ(缶詰)。

王様が毛繕いでとれた毛玉を無理矢理飲み込もうとして噛んでいる音。

しぎりしぎり。


ついでに、お鍋の中で煮えている具材の音。くつくつくつ。
聞こえないのは片方だけなのに、不便というか寂しいような心細さを感じた。



結局、耳は日曜日をピークに緩やかに快方に向かい、五日間ほどで自然に治ってしまった。



その頃には歯医者の次の予約が入ったいたので、麻酔で難聴が起きる可能性を伺ってみた。
「聞いたことがない」とのこと。
実際、もう一度麻酔をかけて歯の治療をしたが今度は耳は何ともなかった。



いったい何だったんだろうか?



王様はと言えば、魔女難聴の間、
自分の送る信号の受け取り方がイマイチな魔女に苛立ってか、しきりに噛みついてきた。
あんまり噛みつくので、「噛みつかれるってこういうことなんだよ」
と王様を捕まえて魔女から噛んでみた。


もちろん噛むフリをしただけだが、
いじめられたと思ったのか、王様は猫ベッドにはいって背中を向けて毛繕いしていた。

泣いてたのかもしれない。




そして現在の魔女は、歯のクリーニングでガリガリされた奥歯がうずいて痛~い。
最近は、治療よりクリーニングの方が痛い。


夜には魔女母から、
「どうも血圧が高くてめまいがするから今夜緊急の電話を入れるかも。そのときはよろしくね」
と電話が入る。
魔女母の場合、安定剤を飲んでいれば大抵治るのだが、時々夜中に呼ばれるので、
いつでも飛び出していけるように部屋着のまま寝る。
今回もたいしたことはなかった。
寒いので血圧が上がってしまっただけのようだった。

ちょっと具合が悪いと、とにかく薬を飲みたがる魔女母は、
薬を飲み過ぎることの方が心配なんだな・・・などど魔女がぶつぶつ言っていたら
王様が半月ぶりにぶりぶりっと下痢○を出した。

おしり洗って、下痢止め飲ませて。


調子の悪い王様と魔女だった。





コメント (4)
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