万里村奈加の部屋

ネコとつまみ食いと、時々マンガの日々

舞台・秋・お留守番

2009年10月16日 | ネコ日和
王様の体調が悪かったら諦めようと思っていた観劇。

王様、しっかり太ってきて心配なさそうなので、
いつものように魔女母にシッターを頼んで「蛮幽鬼」に行って来ました。


朝から気配を察して、ダッシュを繰り返したり、突然かみついたりする王様。

どうして出かけるのがわかるのか…


おりこうしてなさいね、王様。





舞台はといえば、
今回は「モンテ・クリスト伯」をベースにした新感線らしい出し物。
いかにも“いのうえひでのり&中島かずき”の世界でした。
決して想像を裏切らない、いい意味でのパターン。

ラストの殺陣シーンは、やっぱりカタルシスがありました。

何度も死んだかと思わせては起き上がり、
とことん戦うのが“いのうえ歌舞伎”の主人公です。
こうなるともう、
つっこみたかったアレもコレもどうでもよくなってきて、
細かい感情の機微とかもどうでもよくなってきて、
チャンバラ形の“男と男の意地の張り合い”を楽しんでいる自分に気付きます。


魔女としては、決して上川さんが気に入らないわけではないけれど、
こういうざっくりした感情は、
やはりざっくりした演技をする古田新太さんで観たかったような気がしました。

堺雅人さん、お疲れ様でした。

早乙女太一くん、所作が美しいので殺陣もお見事です。
若いって素晴らしい。







そして、久しぶりの東京で立ち寄るのはデパ地下。
昔はあちこちのデパ地下を、目をつぶっても案内できるほど通っていたのですが、
今ではすっかり田舎者。
日本橋三越で、
二十種類ほどのリンゴだけを店頭に並べた“リンゴ専門店”にびっくりしてしまいました。
やっぱり楽しいな、デパ地下。
シッターをしてくれた母に秋限定吹き寄せ弁当を買って帰りました。
あ、お勘定は本人払いなんです(なんという情けない娘だろう)





その夜の王様は、とても愛想のよいいい子でした。