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お城の中は美術館! 亀田城:秋田県由利本荘市

2013-06-08 11:21:18 | 心休まる風景

2013GW 秋田の旅・その11



 玉砂利が敷き詰められきれいに砂紋で整えられていた。枯山水のアプローチ、すれ違った一組の訪問者以外に人気はなかった。亀田城佐藤八十八美術館の前庭である。

 亀田城を目指して櫓を目当てに来たのだったが、石垣の下に駐車場があるのを見落として業務用であろうか裏手の駐車場まで入り込んでしまった。横手の門から入るとこの庭があった。庭の右手に見えているのが城門らしい。写真を仕上げてblog記載のため資料を整理していて初めて気づいた。もちろん正面に回り込むこともしなかったので、城門の画像はない。

 「亀田城」を目指し当然(茶室のある)城跡と考えていたので、内部が「佐藤八十八美術館」とは思っていなかった。受付に聞くと本日の呈茶は終わったとのこと、外見だけでもと入場することにした。



 その日は一日鳥海山麓のトレッキングと考えていて天鷺郷は翌日男鹿への途中に立ち寄るつもりだったので事前調査は済んでいなくて、ガイド地図頼りだったのだ。最も現「亀田城」は史跡に乗っ取り忠実に城を再現したものとあった。正面から入場していなかったので、天守閣??櫓は観察していない。

 美術館内を一通り観覧して出口から茶室方向へ向かうところに別の門があり、彼方に櫓が覗いていた。櫓(天守閣?)内部は美術館の展示室になっていて、入り口から入り順路に従って観覧してゆくと別棟までいくつかの展示室があった。



 庭だけの観覧券もあったようだが全てを含めた入館料は200円に過ぎない。(庭と茶室方面だけだと100円)。ぼったくりに近い他の美術館や庭園に見習ってもらいたいものだ!通路をたどってゆくとまず茶室の案内掲示があったが、その先の建物を目指した。先ほどまで呈茶を供していたという「惣助亭」は当然まだ閉ざされていなかったので内部を拝見した。



 その先には農家を移築した「深山軒」があり、こちらはアトリエとして使われたり研修会なども開かれるという。



 少し戻っていよいよ茶室「天鷺庵」に向かった。



 中門の先にはおきまり通り待合があった。



 この茶室は路地共々「裏千家15世鵬雲斎宗室」の指導監修によるものと書かれていた。軒下の扁額も揮毫されたとある。



 ほとんどの茶室と同様こちらも扉が閉ざされ、中を窺うことすら出来ない。それでもせっかくここまで来て残念とあきらめきれない妻は、美術館受付に戻りただ一人で業務をこなしていた女性に交渉(おねだり?)した結果、扉を開きましょうと同伴して頂き茶室まで戻り、にじり口より中に入りくまなく探索して満足した上で退出した。



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