目白庭園の「赤鳥庵」妻の社中の茶会が行われている。1月26日日曜日の事。
窓越しに姿が見えていた。
1年おきほどの間隔で催されているが、会場の都合や、主催者が別にいてついでの参加を除いては殆どがここ「目白庭園」を会場としている。「茶」の世界では季節感を大事にしている。茶碗はもとより水差しなどの設え、軸や茶花にも季節を表している。従って、茶会の開催も時期をずらさないと毎回同じような趣に偏ってしまうので、やりくりが大変そうだ。1月(正月)は、初釜の茶事もあり妻は多忙を極めるので避けていたようだが、ほぼすべての季節を経てしまったので残る正月月となった。
目白庭園の冬景色は初めて、花は少ないが施された「雪吊り」が風情を添えていた。門をくぐり赤鳥庵への踏み石を逸れると池がある。
朝方は小雨が降っていたが、荷物を運び込む頃には雨が上がり、「哲学堂公園」から戻ってきた頃には、僅かながら青空も覗いていた。
時間間際に戻る事が多かったので、池の反対側に回る事は少なかった。小道の先には水の流れと小さな滝もあった。
門の方向を振り返ると、水辺の「東屋」が水面に影を落とし一幅の“絵”となっていた。
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