17日日曜日、朝から上越特有の牡丹雪とは言えないまでの粒の大きな雪が降り続いていました。湯沢の駅、温泉街には周辺の各スキー場からシャトルバスが集客しているので、帰りの便の良いハツカ石行きの“ゆきだるま号”で石打丸山スキー場に向かいました。一日中降り続く雪にうんざりしながらも、ほとんど待つことのないリフトを間断無く乗り継ぎ、幸い風はほとんど無かったので足の感触を頼りにハツカ石・中央・観光の各コースを隅々まで網羅しました。リフトに乗り合わせたパトロールの人が、いくつかのスキー場は代替わりをして外国資本も入ってきているけれど、石打丸山は複数の資本で運営しているので買収しにくいのではないかと、話していました。それにしても日曜日でこの入れ込み、昼食をいつものロッジで済ませてゲレンデに戻ると、午前中珍しく行列が出来ていた山頂線すら人影もまばらになっていました。
とにかく待たない!短時間でもスベリ疲れました。早めにバスで湯沢の街に戻り温泉で身体を温めた後、久しぶりの列車の旅でしたので、越後湯沢駅の東口に出てみました。バスターミナルはかろうじて除雪はされていましたが、雪の壁に囲まれていました。
新幹線が通る前の昭和40・50年代、中里ルーデンススキー場の会員になり、在来線の特急で湯沢にはよく来ました。温泉街側の西口はまだ無く、現在の東口に小さな木造の駅舎があったのみでした。駅前広場も狭く(ほとんど道路のみだった記憶もありますが)、スキーシーズンの帰京時間帯の駅前は人で溢れ、狭いホームに入り切れない人波が駅前に行列を作り、列車到着後も時間をかけて乗り込んだことが昨日のことのように思い出されます。新幹線が通って駅前も整備され、そんなことも思い出話となってしまいました。
スキーブームが去り訪れるスキー客も半減して、時折スキー場から帰ってくる路線バスの到着時一時のみ、駅前に人の姿が見かけられます。雪が降り続く中地元の人も外出を避けるのか、国道沿いの巨大スーパーに買い物客が集中してしまうせいなのか、午後4時過ぎの商店街には人影がありませんでした。
昔の雁木がアーケードと変わっても、雪よけとして雪国には必要なしつらえなのですが、所々空き地となった箇所は、部分的に軒が無いのと雪かきする人もいないのか、歩道上にも雪の山が出来てしまいます。越後湯沢駅構内がリニューアルされ、雑然としていたお土産屋台がモダンに生まれ変わり、余計に周辺に人が流れなくなった??のでしょうか???
それにしても、久しぶりに雪・ゆき・ユキに囲まれた風景でした。
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