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北へ南へ、東へ西へ

旅と山歩き・街歩きの記録です 今を語りながら過去も振り返って

山の中に韓国が! 高麗館:山形県戸沢村

2010-08-31 14:18:01 | 水のある風景

2010年夏休み その9

 既に夏休みも3日目8月14日となっていました。鶴岡から米沢への移動です。経路は3つ有ります。出羽三山・朝日連峰を迂回するか突っ切るかです。時間距離共に早いのは間を突っ切る山越えの無料化実験中の山形自動車道利用、途中湯殿山辺りは途切れていますが、以前通った時工事していたバイパス改良工事も終わっていて、快適に走れます。朝から雨が降っていたので、山はガスが出て見通し悪いと思われるので避けました。もう一つは、前日下車観光出来なかった笹川流れを村上まで戻り、米坂線沿いに行く道です。前に一度走っていますが、飯豊連峰の裾、朝日連峰との間を荒川、米坂線沿いに飯豊・小国を経て行く一本道で、障碍もなく快適に走った記憶があります。山と川を眺めながら、途中に鄙びた温泉風景もあり魅力ある道路ですが、前日走っているのでパス!。

 今回選んだのは残った三つ目のルート、少し遠回りになる最上川沿いに新庄へ向かうJR陸羽西線と共に行く道です。(Google Mapには「奥の細道最上川ライン」とありました?)鶴岡から国道345号を庄内町に向かい国道47号に入りそのまま新庄に向かう予定でした。鶴岡から郊外に出ると周り一帯はだだちゃ豆の畑で今まさに最盛期、快適に田園風景を楽しみながら最上川へ一直線!が、我がカーナビはどうゆう訳か地方の生活道路が大好き、突如国道を離れ古い町並みの残る地方道をくねくねと行きます。最短距離を選んだようです。

 それでもしばらく地方の息吹を感じながら人も車も殆どいない道を行くと、いきなり短い急な登りで堤防上に出ました。最上川の堤防上を国道47号は走っていました。東北方面は今年の夏は雨続きだったようで、"五月雨を集め・・・”?訳ではないのですが、満々とたたえた水が、蕩々と流れて!と表現しましょう!最上川を眺めながらのドライブが目的でしたが、想像通り満足出来る風景で、水かさの増えた流れに遡って行きます。運転しているので残念ながら撮影は出来ません。朝の時間既に沢山車の集まっている幾つかの船下りの基地をやり過ごして、最初のお目当てですが!いきなり“韓国”がお出迎えです。



 道の駅「モモカミの里・とざわ」高麗館!「高麗館」の名の通り正面の韓国物産館がメイン施設でした。右手にはレストランがあります。



 「韓国物産館」の内部はハングル文字一色、ジンロはもとよりコーラやジュースもハングルでした。物産館を通り抜けて裏手に出ると広場があり、小高い丘に向けてなだらかな登りながら庭が造られていました。広場は「遊び(ノリ)広場(マダン)」と呼ばれ、この写真の撮影位置が舞台となっていて、イベントが行われる格好の広場なのです。



 右手には回廊があり、途中の建物は食文化館(レストラン)、回廊の一番上は韓国の民族文化、観光などの情報発信施設・民俗文化館です。レストランはキムチや幾種類もあるビビンバなど韓国料理のメニューで溢れていました。



 庭のあちこちには韓国モニュメントが置かれ、すぐ傍らを揺ったりと流れる最上川を見守っていました。

 



 丁度直前を最上川が大きく流れの方向を変えているのですが、物産館から少し離れて韓国風に建てられているのが「地すべり資料館」と書かれていました。この地域地滑りの多発地帯とあって、映像も含め多くの資料が集められています。



 庄内の川と森のこの地に韓国一色の施設、戸沢村には韓国のお嫁さんが多数住んでいて、自然に韓国の料理や物産が集まっていたのがきっかけと・・・ガイドにありました。そして又戸沢村は韓国と交流があり、更なる日韓の相互理解を深める意味からこの『高麗館』が誕生したそうです。しかし、道の駅の定番地元の農産物や特産品の即売はもちろんありました。駐車場脇には別に「とざわ農楽市(のらいち)」の建物が、最上川を背に設けられていました。



 最上川を見据える位置に韓国があり、自然に融け込んだ道の駅、お決まりの蕎麦や天丼・ラーメンに留まらず(もちろん定番もメニューにありましたが)韓国メニューが豊富なら、地元の住民が日常的にリピーターとなるでしょう。この施設が最近第三セクターから、芭蕉ライン船下りの遊覧船会社の運営に変わったと有り、発想柔軟な民活の良い見本になるでしょうか。

 蛇足ながら、早い時間なのでここでの昼食は残念ながら出来ず、この後立ち寄った「道の駅・むらやま」のラーメン、はき出したい程不味かった!!道の駅の食堂、当たり50に外れ50、web情報では書き込みでもなければ味までは分かりません!残念!!



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