大谷翔平選手、
「満票でＭＶＰ獲得」ですか。
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アメリカ大リーグのＭＶＰは
今シーズン最も活躍した選手に贈られる賞であり、
全米の野球記者30人によって選ばれますが、
今年のアメリカンリーグでは、
３０人の満票を集めたエンジェルスの大谷選手が選ばれました。
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もう十年ほども前の春先、
本屋の店先でプロ野球の選手名鑑を見付けたんですが、
その表紙が当時はまだ卒業前、
高校生の大谷だったことに驚いた経験があります。
普通、選手名鑑と云えば、
球界を代表する人気選手が飾るのが普通で、
いくらなんでも
「高校生はないだろう」と思った分けです。
その年のキャンプレポートに、
当時は解説者の矢野燿大さんの話としてこんなのもありました。
「キャンプで、本人を見るまでは、
野手か投手、どちらか一本に絞るべきだと思っていたのだが、
キャンプで、
大谷本人のプレーを見たら、どちらとも言えなくなった。
投手としても素晴らしいが、
だからと言って野手を捨て去るにはあまりに惜しい素質なのだ」
結局、本人の意思もあって、
当時のファイターズ栗山監督は二刀流を選ぶわけですが、
素人の私なんぞは、
「そんなことをしてまだ若い大谷選手が潰れなきゃいいが」心配したものです。
あれから十年、
日本球界どころか、本場アメリカで最高殊勲選手、
驚いたのは素人の私だけでなく、
アメリカの専門家たちにも衝撃的だったのだろうと云う事は、
優勝チームでもなく、
タイトルを取った分けでもないのに、
「満票で最高殊勲選手」と云う結果がすべてを物語ってます。