漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

春風駘蕩

2013年02月06日 | ユーモア

我が同居人ドノがきのう行った女子会での土産話をしてくれております。

メンバーの一人の娘さんがめでたくご結婚、
それはいいのだが、式を挙げてひと月も経つのに、いまだ“嫁入り”していないのだそうな。

なんでも、結婚式を間近に控えた12月になって、
急に転勤が決まったとかで、

娘さんが、持っていく物と、
実家に残しておくものとを仕分けていたら、

それが長引いていつまでも引っ越せず、
娘さんは、いまだに実家に居残ったママ。(笑)。

旦那さんだけ、先に転勤先へ引っ越したから、つまりは新婚別居の状態。

そのお母さんの云うには、
「でも、無理もないのよ、転勤先は遠いから」。

我が同居人ドノが転勤先を聞いたら、
「だって滋賀県ですもん」だと、

滋賀県なら毎日電車で大阪まで通勤している人はいくらも居る。

つまりは通勤圏内だから、

旦那さんも、
「実家に荷物など残さず、
 こちらに持ってこないものはみな捨てて来い」と少々おカンムリだそうだが、

それはまぁ、話を聞いた当方としては、ダンナにご同情申し上げたい気分。

おまけにそのダンナ、
最近、神戸の方に長期出張があったとかで、

まず奥さんの実家に一泊、
その翌日は、同じ市内のダンナの実家へ一泊と云う予定を立てたのだが、

この新婚のオクサマ、
家を出るダンナサマを「行ってらっしゃい」と送り出して素知らぬ顔。

しかたなく一人で帰ってきた息子を見て実家のご両親はびっくり。

それやこれやで、
どうやらアチラのご両親の機嫌がよろしくないとかで、

「今から思えば、
 あの時、一緒に行ったら、と言えば良かったかしらねぇ」と、その奥さんはニッコリ。

「なるほど、この親にしてその娘さんあり」と、我が同居人ドノも、

あきれるのを通り越して、
「春風駘蕩もあそこまで行けばたいしたものね」と、しきりに感心しておりました。(笑)








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