漫筆日記・「噂と樽」

寝言のような、アクビのような・・・

秋葉原17人殺傷事件

2010年07月29日 | Weblog
「秋葉原17人殺傷事件」の公判で、
被告の供述が始まり、
その内容が産経新聞のWebサイトで報道されている。

被告の両親は高学歴で、父は銀行員、
家庭環境も中流以上で、経済的には問題ない。

処が、その家庭の中身はと云えば、「崩壊状態」、
夫婦仲は険悪で、
母親は過激な教育ママぶりを発揮するが、父親はまるで無関心。

例えば、小学生時代、
母親が、被告の「食事が遅い」と怒り出し、
茶碗をひったくると、
チラシの上や廊下に食事をぶちまけ、それを食うように命令している。

母も異常だが、
それを横目で見ながら知らぬ顔をしている父親はもっと異常だろう。
  
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弁護人「成績は良かったんじゃないですか」

 被告「母親に無理やり、勉強をさせられていました」

 弁護人「良い点を取って楽しくなかったですか」

 被告「それはなかったです。
    テストは100点を取って当たり前で、95点を取ったら怒られました」

 弁護人「絵がコンクールに入賞したり、詩や作文が評価されていましたね?」

 被告「形式上はそういうことがありました」

弁護人「形式上とは?」

 被告「私が書いたものではなく、
    母親が手を入れたり、母親がほとんどやったりして、私の名前で出しました」

 弁護人「お母さんが書いたのですか」

 被告「夏休みには私が最初にやるのですが、
    母親が手を入れていき、私のものではなくなっていくということがよくありました」

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ここまでなら今の時代特有、
息子が反発し不良化する家庭の、典型的なパターンだと云えるが、
違うのは、息子が暴走したり喧嘩するのではなく、無差別に人を殺したこと。

そのあたりの事情が、
これからの裁判で、どの程度にまで明かされるのだろうか。






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